『ポツンと一軒家』出会って2ヵ月のスピード婚! 夫は元ホンダ社員、妻は服飾専門卒。終の棲家で叶えたい70代夫婦の夢とは
香川県の離島には、瀬戸内海を見渡せる一軒の豪邸がポツンと佇んでいる。この“ポツンと一軒家”で暮らしているのは、金婚式を迎えた76歳の夫と73歳の妻だ。実は夫は、世界的有名メーカー「ホンダ」こと本田技研工業の元社員。妻と出会って、わずか2ヵ月で結婚したというのだから驚きだ。
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70代夫婦が暮らすポツンと一軒家は、もともと“ノルウェーの海運王”と呼ばれた外国人が50年ほど前に建てた、瓦葺の立派な平屋の別荘。事業を我が子に譲った夫婦は、縁があってこの別荘を購入し、2年前に移住した。ポツンと一軒家は、元別荘なだけあって各部屋が広く、海運王が残したオシャレな家具や、石造りの立派な暖炉が目を引く。
ホンダの元社員である夫は、昔からモノづくりが大好き。年老いた今も、自分や妻の負担軽減のために、二輪バイクを三輪バイクにカスタムしたり、時速100キロの超高速船や、移動式の桟橋を作ったりはお手の物だ。
若かりし頃にホンダを退職した夫は、ヨットやモーターボートの販売や保管をするマリーナ業の会社を創設。その会社のヨットを妻の同級生が購入したことが、夫婦の出会いのきっかけだった。
海が好きだった妻は、同級生に紹介されて夫と対面。当時夫は26歳、妻は23歳だった。なんと2人は「知り合って2月目で結婚式を挙げた」のだとか! 服飾専門学校出身の妻が、結婚式のために「ウエディングドレスとお色直しのドレスを自分で作った」というエピソードにもビックリだ。
結婚して50年が経つ夫婦は、今も仲良し。2人には、それぞれ大きな夢がある。妻は、渡り蝶・アサギマダラが舞う庭の整備に一生懸命。「庭作りをしているうちに他の蝶もいろいろ来たっていうのがあって。バタフライガーデン、蝶がたくさん来る庭を作りたい。来た人がホッとする庭ができたらいいなと思う」と明かした。
対する夫は、今以上に速い移動手段として、水面飛行機の開発に心血を注いでいる。すでに模型実験が終了しており、いよいよ実物大の製作に着手するのだとか。完成までは2年ほどかかるそうで「それを最後の趣味といいますか、道楽で仕上げたい」と、夫は笑顔で語った。
なお、この素敵な夫婦は、6月1日に放送されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』で紹介された。2人にスタジオ一同は「理想のご夫婦」「お互いに認め合っている」「それぞれがご自身の世界をきっちりお持ちなので、それで余裕をもって相手のことを認められている」と称賛した。
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