ジャズピアニスト・上原ひろみが「ずっと片思いしている」お相手とは!? 作曲は「出会いとご縁」
MC下埜正太がアーティストに「凸撃」訪問してインタビューする音楽トーク番組『音凸ちゅーずDAY』(ABCテレビ)。アーティストがレコードに書かれたトークテーマを「ちゅーず!」して、 下埜の音楽知識と話術を武器にちょっと攻めたギリギリトークを展開します。今回は下埜が24年間仕事を続けている“職場”のFM大阪85.1で、下埜が水・木曜のMCを担当するラジオ番組『LOVE FLAP』(月-木11:30~)のゲストアーティストに凸撃!

今回の音凸ターゲットはジャズピアニストの上原ひろみさん。ラジオのOA終了後、下埜はお色直しして上原ひろみさんの楽屋に凸撃! 楽しいトークを繰り広げました。
ビルボードのジャズ総合チャートで日本人2人目となる1位を記録し、参加したアルバムがグラミー賞を受賞するなど国際的に活躍している上原さん。そんな彼女が結成したバンドHiromi’s Sonicwonderは、この4月に2ndアルバム『OUT THERE』をリリースしています。
■ピアノは、今自分がどこに在るかを教えてくれる存在
まず上原さんが“ちゅーず”したテーマは「ピアノ」。「ピアノはひろみさんにとって相棒なのか?」と問う下埜に、上原さんは「ずっと片思いをしている相手」「“この楽器に値するピアニストなのか”って試されている感じはします」と明かした。

1年の3分の2は海外で過ごし、年間150本ものライブを行っている上原さん。世界中のピアノを弾いてきた彼女が思うこととは?
「フェスティバルとかで同じ日に何人もいろんな人が弾くと、弾く人によって音が違うんだなということが顕著にわかるんです。鏡のように、自分の今がわかるというか。今ピアニストとして自分がどこに在るかも反映される」といいます。
さらに、イベントによっては時折、メンテナンスが行き届かず「不当な扱いを受けているピアノに出会う」ことも。そんな時にも「だんだん花が開いていくように弾けると、よかったなと。そのピアノはどうしてるかな?とかは考えます」と語ってくれました。
■最初の曲づくりは6歳。空を飛びたいのに飛べないニワトリが楽曲に!?
続いて上原さんが“ちゅーず”したトークテーマは「作曲」。毎日欠かさずメロディーを口ずさんだり書きとめたりしていると明かす上原さん。書きとめたネタ帳をパラパラとめくって、メロディーをつなぎあわせて楽曲に仕上げていくそう。
最初に上原さんが作曲したのは6歳のとき。ヤマハ音楽院で習い始めたころに作って印象深いのは「空を飛びたいニワトリ」というタイトルの曲だとか。さらに「作曲は、1曲1曲が出会い。タイミングとご縁でつながっていくんです」と思いを語ります。「お!ってなるまでに時間がかかるタイプの曲と、羽が生えたようにワーッとできるときと…」と明かしてくれました。
インタビュー後編では、「完成された宇宙みたい」と熱く語るラーメンへの愛と、バンドメンバーとの思わぬ舞台裏を明らかに!
上原ひろみ
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