大人が本気で部活をしてみた結果 ネオンサインで人気の映えスポットが完成
ネオンサイン。独特の輝きと色彩、レトロな風合いが今、ブームになっています。
従来の飲食店だけでなく、音楽やファッションなど各界が注目する中、脚光を浴びている人気の技術集団、それが宝塚市を拠点に活躍する「宝塚電子倶楽部」です。電子工作を駆使する3人組の製作ユニットです。
2018年に結成された「宝塚電子倶楽部」通称「ヅカデン」。中心人物は、川村裕介さんと真純さん夫妻。
宝塚の古民家をアトリエに作品を製作するヅカデンが手掛けるのは、主に飲食店のネオンサイン。淡路島の大鳴門橋記念館に、ヅカデンが手掛けたネオンサインがあります。10メートルの巨大な壁面に、玉ねぎや渦潮など、50ほどの淡路島名物をネオンサインで表現。今年1月に登場して以来、映えスポットとして人気になっています。
宝塚市・清荒神。ここに宝塚電子倶楽部のアトリエがあります。キャプテンは川村裕介こと、ロビンさん。元バンドでプロを目指していたころからのあだ名です。平日はシステムエンジニアの会社に勤めています。メンバーは会社の同僚の山岡さんと、リモートで参加する恵村さん。つまり3人には本業があって、仕事以外の時間を使って、電子工作に打ち込んでいるのです。ちなみに、真純さんは仕事を取ってくる営業担当です。
宝塚に住むロビンさんと真純さん。この日はバイクのネオンサインを作ります。パソコンで設計図を作ったら、3Dプリンタでパーツを製作。型が出来たらLEDのチューブライトを這わせて、はんだ付け。最後に配線を繋ぎ合わせて完成です。
ヅカデンの活動はネオンサインだけではありません。音楽ライブでの光のデコレーションも手掛けます。清荒神のアトリエでは、なんと高野寛さんのライブが実現。ミラーボールを使った幻想的なライティングで、観客を沸かせました。
7月。昼はマルシェ、夜は音楽ライブという大人気のキャンプイベントに、ヅカデンも夜、参加します。今年の目玉は、ネオンでピカピカ光る獅子舞「ピカ太郎」。ヅカデンのメンバー3人が、真純さんの指示で光のパレードを行おうというのです。弱点は中があまりにも暑いこと。「ピカ太郎」は子供たちを喜ばせることができるのか?さらに、8月に開催予定の清荒神のお祭りでは、もっとスゴイ仕掛けを考えていました…
ヅカデンの日々の奮闘ぶりは8月5日 土曜 午前11時から『LIFE~夢のカタチ~』でご紹介します。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)
「宝塚電子倶楽部『AHSO』」兵庫県宝塚市清荒神
光×電子工作の技術集団「宝塚電子倶楽部」のギャラリー&アトリエ