本上まなみが出会った“産地にとことんこだわった薪火料理”は、地域を明るく幸せにする一皿だった!?
4週でワンディッシュ(一皿)のおいしさのヒミツを追いかけるこの番組。今回は俳優の本上まなみさんが滋賀県大津市でこだわりの薪火料理に出会った。このワンディッシュに込められたおいしいの向こう側とは・・?
#1 ciocco
野菜が大好きな本上まなみさん。農家さんから直接野菜を買ったり、ご自身の家庭菜園で野菜を育てたりしているんだとか。今回はそんな本上さんが滋賀県大津市のお寺の中にあるイタリアンレストラン“ciocco”で地元滋賀県の食材を使った薪火料理を食した。シェフの谷古宇祥平さんは日本料理やイタリア料理の修行した後、農家に転身したという驚きの経歴の持ち主。実際に野菜を育てることでそれぞれの個性を理解することが出来たとのこと。そんなシェフが提供する薪火料理のなかでもイチオシは、近江牛と見るも鮮やかなカラフル野菜を使った一皿。本上さんも「とってもおいしく仕上がっていて感動しました」と目を丸くした。
おいしいの向こう側には、素材を引き出すシェフの経験があった。
<紹介したお店>
#2 薪Marché
前回、本上さんが出会った薪火料理。シェフが料理に使用している薪は原木の調達から薪の販売まで手掛けている“薪Marché”から購入しているそう。“薪Marché”は滋賀県内の木材のみを取り扱っているが、その背景には滋賀県内における放置森林の問題があった。放置森林が多いと、植物が育たない。そこで不要な木を伐採し、それを有効活用することで森の循環を促している。広報の久保歩美さんは「育った木を伐採して、それをみんなが使ってくれて。放置森林の解消のお手伝いが出来たら嬉しい。」と語ってくれた。
おいしいの向こう側には、環境にやさしい薪作りがあった。
<紹介したお店>
#3 みのり農園
本上さんが味わったのはカラフルな野菜を使った薪火料理。その野菜を作っている農家さんは脱サラして農業を始めたという高橋章隆さん・佳奈さんご夫婦。滋賀県高島市の一帯は、おいしい野菜に必要不可欠な水はけが良くて根腐れがしにくい“黒ボク土”という土があるんだそう。どんな野菜にも相性がいいというその土地で、白いニンジンや黄ニンジン、白ナス、コリンキーなどちょっと変わった野菜を年間200種類も育てている。さらに、週末は野菜の味を楽しめるレストランも経営!「直接お客さんのとコミュニケーションを取れることから、野菜の味にも自信がついた。今後も続けていきたい。」と嬉しそうに語った。
<紹介したお店>
#4 日蓮宗本要寺
本上さんが出会った薪火料理を提供している“ciocco”があるのは日蓮宗本要寺の境内。お寺の住職・中紙賢孝さんが、境内にある古い家を取り壊そうと悩んでいたところ、偶然に谷古宇シェフが見つけ出したんだとか。境内に素敵なイタリアンレストランが出来たことで、近くの商店街に人が増え、商店街の伝統的なお店も再発見される相乗効果が生まれているとのこと!「滋賀の良さもっと広めたい」と語るシェフは、お店を起点に滋賀県全体を盛り上げたいという熱い想いを抱いていた。
<紹介した場所>
ワンディッシュ(=一皿)に込められた様々な人たちの思いを深堀る『ワンディッシュ ~「おいしい」の向こう側~』は毎週日曜午後7時54分~7時58分、関西ローカルで放送中。
次回ゲストはタレントのつるの剛士さんです!
