京都がなかったらブラジャーはなかった!?京阪神発祥アピール合戦勃発

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4月28日(月)の『なるみ・岡村の過ぎるTV』(ABCテレビ)は、「ありがた過ぎる京阪神発祥バトル」と題し、世界に誇るメイドイン大阪・兵庫・京都のアイテムを紹介。誰もが一度は使ったことのあるものから、今ではなくてはならない商品まで、意外と知られていない京阪神発祥のアイテムのアピール合戦が繰り広げられた。

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大阪発祥のアイテムとして紹介されたのは、輪ゴム。もともとは自転車のタイヤチューブを輪切りにしたものが流通していて、伸びが悪く使いにくかったそう。そんな中、札束を綺麗にまとめたいという要望から、1917年に大阪の株式会社共和が世界初のアメ色の輪ゴムを開発。現在では年間生産量は2000トン、136億本が製造され、日常生活を支えるアイテムに。

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さらに、魚の形をした醤油入れも大阪発祥。「ランチをチャーミングに」のコンセプトから「ランチャーム」と名付けられたこの商品は、高度経済成長期に誕生。当時の持ち帰り用のお寿司には、陶器やガラスの器に入った醤油がついていたが、割れて危なかったりコストも高く、割れにくく安価で大量生産できるポリエチレンで作られた。

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ほかにも、お弁当に欠かせないおかずカップも大阪発祥だった。戦後にアルミ素材のものはあったが、1980年ごろにコンビニで電子レンジが導入され、レンジでも使用できる熱にも水分にも強いフィルム素材が人気に。現在は進化して食べられるおかずカップが誕生。大豆や昆布など10種類の味が楽しめるものや海苔でできたものもあり、これからの未来を担うSDGsな商品として「大阪・関西万博」のお土産としても話題に。

【動画】意外と知らない!京阪神発祥を紹介「かしこくなったわ」(岡村)

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対して、兵庫発祥を代表して紹介されたのは、たまごパック。プラスティック製品の製造会社で働いていた加茂さんが、たまごを安全に運べる容器を要望され、紙の素材で制作。しかし、割れていないか一目で確認できるようにしたいというニーズに応えて、透明かつ衝撃に強い容器の開発を試行錯誤して生み出したという。以降、大ヒット商品となり年間生産量は30億枚。エフピコグループとして5000人の社員をかかえる大企業となった。

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また、食パンにのせる王道トッピングとなったスライスチーズも兵庫発祥。もともとブロックのチーズが流通していたところ、六甲バター株式会社が1971年にフィルムで個包装したスライスチーズを開発。密着度が弱過ぎると自然に剥がれてしまうが、強過ぎるとチーズがボロボロになる。この密着度の黄金比率に到達し、気軽に料理に使えると大ヒットした。

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京都は、マネキンの発祥でアピール。戦前は人体模型などを制作していた島津製作所が、洋服の需要の高まりに注目して造形技術をベースにマネキンの生産を開始。現在は年間5000体も生産していて、これまでのスレンダーなマネキンだけでなく、体型のバリエーションも豊富に進化。

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ほかにも、ブラジャーも京都発祥だ。戦前は着物が主流だったためブラジャーをつける文化はなかったが、1950年代に京都を代表する企業・ワコールがブームの仕掛け人に。「ブラジャーで天下をとった男」の異名を持つ、創業者の塚本幸一が、1949年にバストの形をよく見せる「ブラパット」を開発して人気に。翌年、ワコール初のブラジャーが完成。日本の暮らしの常識を革新的に変えたのだった。

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その後も、「ほんまか!?」と疑ってしまうほど意外と知られていない京阪神発祥のバトルが勃発。日本初の観覧車は、14台のゴンドラが回る大阪・天王寺公園の観覧車が最初。日本で初めてライトアップされた建造物は兵庫の・神戸ポートタワー。ブリしゃぶは、京都・伊根町の旅館「油屋」がブリしゃぶ発祥の宿…など、京阪神発祥アピールが白熱。なるみ・岡村も「知らないことばっかり!」「かしこくなるなぁ!」と驚嘆。大ヒットの裏側と開発者の物語に、「朝ドラ作れるやん!」と関心を寄せた。

【動画】知られざる「ブラジャーで天下をとった男」の物語とは

なお、「ありがた過ぎる京阪神発祥バトル」の様子は4月28日の『なるみ・岡村の過ぎるTV』(ABCテレビ)で放送された。

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