バッテリィズ・エース「『M-1』2位なのでできます!」「任してくれ!」 不登校だった中3女子に漢気見せる
「M-1グランプリ2024」2位のコンビ・バッテリィズが、“日本一人口の少ない村”唯一の学校へ。2025年3月に卒業する中学3年生の女子生徒や、その家族、教師と交流する中で、彼女の辛い過去を知った。かつて不登校だった女子生徒が頼んだ、バッテリィズにかなえてほしい願いとは……?
【動画】村人の世話になりっぱなしバッテリィズ、村唯一の学校で子どもたちと野球! 良いところを見せるはずが……!?
バッテリィズがやってきたのは、奈良県の野迫川村。人口が300人ほどの野迫川村は、離島を除くと日本一人口が少ない村で、2050年に消滅する可能性があるらしい。そこでバッテリィズは村長から、「村を元気にしてほしい」と頼まれた。
野迫川村には学校が1つだけあり、全校生徒はわずか14人。2025年3月に卒業するのは、9年生(中学3年生)の女子生徒1人だけだ。女子生徒は山村留学として、7年生のときから祖父母と一緒に野迫川村で暮らしている。
今でこそよく笑っている女子生徒だが、大阪で暮らしていた小学生時代は、クラスに馴染めず不登校だった。彼女の祖母いわく当時は、「下の子も学校に行けなかった」「お母さんも仕事に行けなくなった」そうで、家庭の危機を救ったのが山村留学だったという。そのため女子生徒と祖母は、村や村民たちに感謝している。「辛いときに支えてくれたのがこの村だったので、だんだん視野が広がってきて、村の良さも気づけて、やっと(恩を)返せるようになったというときに卒業だった」と、女子生徒は明かした。
女子生徒は4月には村を離れ、高校に通うために1人暮らしをする。バッテリィズも同じく4月に上京が決まっているため、彼女のことは他人事ではない。特にエースは初めての一人暮らしということで、「不安で仕方がないっすよ」と、女子生徒に共感。相方の寺家も、「30歳の今でさえそう思うわけやから。彼女はもう13歳でお母さんの元を離れているからね」と呟き、2人で女子生徒のために何かをしたいと考えた。
女子生徒は村を離れる前に、大好きな祖母に対して「安心させたい」「ずっと迷惑をかけて悲しい顔ばっかさせてきたんで。最後、笑ってくれたらいいな」と思っている。そんな彼女はバッテリィズに、漫才で祖母を含む村民たちを笑わせてほしいと頼んだ。これにエースは、「『M-1』2位なのでできます!」「任してくれ!」と力強く宣言! 普段はアホなキャラクターであるエースが見せた決意に、グッときた視聴者は多いだろう。
なお、一連の映像は、バッテリィズ初の冠番組『バッテリィズがチャリで来た。』(ABCテレビ)3月22日放送回で公開された。『バッテリィズがチャリで来た。』は、バッテリィズが小さな村に自転車で笑顔を届ける“チャリメンタリー”こと、チャリンコドキュメンタリー番組。最終回(3月29日放送)は、バッテリィズとともに舞台に立った女子生徒に、きっと感動するはずだ。
