大阪・関西万博「国内パビリオン」を大公開!夢洲に出現した“鳥取無限砂丘”から、自分そっくりのアバターとおしゃべりするAI不思議体験まで!
開幕まで1ヵ月を切った大阪・関西万博。知っているようで知らない万博の見どころとは?実際にパビリオンへ足を運べば、何を見ることができて、どんなことが体験できるのか?注目の「国内パビリオン」を一挙紹介します。
まずは「関西パビリオン」。地元・関西の魅力を発信しようと、滋賀・京都・兵庫・和歌山・鳥取・徳島・福井・三重・奈良の9つの府県が集まって作るパビリオンに、3月上旬、鳥取県からトラック2台で到着したのは“砂丘の砂”。県内屈指の観光名所・鳥取砂丘を万博で再現します。
鳥取県ゾーンに完成したのは「鳥取無限砂丘」。どこまでも続く砂丘にいるような気分が味わえる空間で、虫眼鏡型のデバイスを使い、グルメや観光地などの鳥取のさまざまな魅力を探す体験が楽しめるそうです。万博期間中に合わせて10トンの鳥取砂丘の砂が運びこまれるということです。
一方、兵庫県の展示ブースは、県内の小学生が折り紙で作った県鳥・コウノトリがお出迎え。約60人収容のシアターでは、兵庫県の歴史を振り返る、時空を超えた映像体験ができるそうです。
続いての「外食パビリオン・宴〜UTAGE〜」は、13ある民間パビリオンで唯一の“食事系”。9つのブースでおよそ70の飲食店が代わる代わるテイクアウトの商品を提供します。
ラインナップは、日本や世界各地の“ご飯のおとも”が入った52種類のおにぎりや、インパクト抜群な長〜いサンドイッチ、完全陸上養殖の食材を使った“サステナブルな海鮮丼”などバラエテイー豊か。また、料理教室なども開かれる予定で、いろいろな角度から日本の食文化に触れることができます。
そして、今回の万博を象徴する企画とされているのが「シグネチャーパビリオン」。大阪大学教授でロボット工学の第一人者・石黒浩さんや、映画監督の河瀬直美さんなど、さまざまな分野のトップランナー8人がプロデューサーとなり、“いのち”をテーマに作り上げたパビリオンです。
メディアアーティストの落合陽一さんが手がけるパビリオンは、AIを駆使した映像の世界が堪能できる「null2(ヌルヌル)」。「いのちを磨く」というテーマから発想した“鏡”をモチーフに、伸びたり縮んだりする特殊な鏡の幕で覆われた外観がユニークです。
中に入ると、鏡のようなLEDモニターで360度囲まれた不思議な空間が出現。最新AIによってリアルタイムで生成された映像が幻想的なムードを作り出します。
さらに、“もうひとりの自分”に会えるとっておきの体験も。入場前に自分の全身をスキャンしておくと、モニターに自分そっくりのアバターが映し出され、なんと会話もできるのです。アバターは専用アプリで持ち帰ることが可能。何度も会話し、AIに学習させることでより自分自身に近くなるといいます。
クラゲを模した大きな天板が印象的なパビリオンは「いのちの遊び場 クラゲ館」。振ると鈴の音がするオブジェやスツールのような打楽器など、さまざまな“音”の仕掛けが楽しいこちらのプロデューサーは、ジャスピアニストの中島さち子さん。数学者としての顔もある異色の才能の持ち主です。
中島さんが表現するテーマは「いのちを高める」。地下には、生演奏と大迫力の映像の中に身を置き、みんなで“踊る”体験エリアがあります。中島さんはこれらを通じて、誰もが持っている多様な「創造性」に気づいてほしいと話します。
最新AIやクリエイティブな体験など、さまざまな魅力がある国内パビリオン。万博が開幕したら、ぜひ足を運んでみてください。
大阪・関西万博の国内パビリオンの見どころは、3月13日(木)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。
