ヒロド歩美 ダルビッシュ有選手、佐々木朗希選手も・・・ 「これを形に残したい」 選手から直筆で書いてもらっている宝物とは?
こんにちは!日本一陽気なオフィスレディ喜多ゆかりです。
今回は、『芸能人格付けチェックBASIC 春の3時間スペシャル』(TVer、ABEMAで見逃し配信中)で12年アシスタントを務めるヒロド歩美アナウンサーにインタビュー!
生放送での尺読み(CMに入る時間や、コーナーの時間を読んで仕切る)に定評のあるヒロドアナ。その秘密は、幼少期の習い事にあった!また、『格付け』のスタジオでの裏話もお聞きしました。

――幼い頃は、どんな子だったんですか?
とにかくヤンチャで、幼稚園の途中で脱走してしまったり、男の子とケンカもしょっちゅうだったらしく、母は常に家にお詫びの品をストックしていたそうです。あと、通りがかりの人全員に挨拶していたらしい・・・
――ABCの廊下と一緒ですね!
【ABCの廊下と一緒とは!?ヒロド歩美のずばぬけたコミュニケーション能力の原点】
確かに!そこに繋がるんですね(笑)習い事は、脳トレをやっていたんです。

――当時、脳トレに通うって、珍しかったのでは?
母も新しい物好きで、行かせてみたら生き生きした顔で私が帰ってきたらしいです。紙に、大小1から30の数字がランダムに書かれていて、順番に1から消していくんです。それを何秒で出来るかというものや、目をつぶって「9マスを頭の中に思い浮かべてください」と言われ、「右上のマスにハート、左下にダイヤ」と読み上げられたあと2,3分おいて、「では書いてください」と9マスを埋める問題とか、すごく楽しかったんですよ。

――それは今に活きてますか?
『報道ステーション』のスポーツコーナーって尺が確定(CMに入る時間が決まっていること)なんです。『熱闘甲子園』や中継も確定です。そういった中で、先を読んで「これだけ喋ったらこの時間で収まる」とか、イメージする力は身についたと思います。

――今までの人生でやってきて良かったことは?
ヨットですね。ヨットって一人なんですよ。当時、携帯もないし、ヨットの上にずっと一人。
無風のときなんて全く進まないので、それをどう打破するか一人で考えたり、レース中にヨットがひっくり返っても1人で海に入って起こして、水を出して、もう一度スタート。クルージングと違うので、過酷で孤独。風や水の抵抗など、色々なことを考えて多方面の視野を持たなければならない競技なんです。でもそこで、一人で何事も解決していく力が身についたので、フリーになるときも誰かに頼るのではなく「自分でやるっきゃない!」と思えました。

――アナウンサー人生でやってきてよかったことは?
今までたくさん高校野球の取材をさせていただき、高校生だった選手がWBCに選ばれたりというのを目の当たりにしてきて、「これを形に残したい」と思って、高校野球本というのを作ったんです。「あなたにとって甲子園の答えは?」というのを、取材してきた方全員に聞いて、その答えと高校名・フルネームを書いてもらい、それを貯めていってるんです。
もう、これは贅沢な趣味です。当時取材していた高校生のときの佐々木朗希くんの答えもあるんです。テレビには、一切出してないです。先日、ダルビッシュ有さんにも書いていただきました。ダルビッシュさんが高校生のとき私はまだ入社もしていなかったので、改めて「原点」「東北高校ダルビッシュ有」と。今、プロに行ってる方でも、絶対高校名にしていただいて、松井秀喜さんだったら星稜高校、松坂大輔さんは横浜高校と書いていただきました。

――すごい量になってるのでは?
もう、2冊目です。夏の甲子園で負けてしまって、甲子園を去る球児たちに宿舎でいつも書いてもらうのですが、その過去のページをみんな見てくれるんです。そうしたら、もういろんなスターの答えがあるので、「うわー!あの人も!」「あの人は高校の時、この言葉を書いたのか」みたいな感じで喜んでくれて、その光景も見ていて微笑ましいです。だから、コロナで対面取材できなかったときのブランクがすごい悲しいです。あと、直筆って、とてもいいんですよ。その方の魂を感じるんです。

――今回の『格付けチェック』も盛り上がりましたね。
格付けもアシスタントさせていただいて12年経つのですが、赤ワインと白ワインは、未だに全然わからないです。でも、あのチェックはワインソムリエやワインに詳しい方、毎日ワイン飲んでるいるという方に限って不思議と間違えるんですよ。
格付けは6~7時間かけて収録しているのですが、スタジオにいると、イベントに参加しているような感覚になるんです。そのままLIVE配信しても楽しいって思うくらいです。

あと、私がぜひ注目していただきたいのが、一流芸能人の皆様が、チェックに参加している時とスタジオに残ってチームメイトがチェックを受けている様子を見守る時のメンタルの違いですね。チェックに参加している時はとっても弱気で自信なさそうにされていますが、スタジオにいるときは自分に責任がないという解放感からか、とにかく自由にお話されていて、自由にお答えいただいているんです(笑)。実は今回、スタジオでお1人だけ、自分の番ではない時も全問正解されていた方がいて・・・それは細川たかしさんなんです!細川さんの表情などもぜひTVerでもう一度見てみてください。

『芸能人格付けチェックBASIC 春の3時間スペシャル』は、TVer、ABEMAで見逃し配信中。
▼筆者プロフィール 喜多ゆかり 元ABCアナウンサー。現在は“日本一陽気なオフィスレディ”として取材・インタビューなども執筆。
