ドリカムが人を「楽しませたい」と思う気持ちの原点は? 中村正人が「ドリカム一番のファンはこの人」と言い切るのは誰?
実業団と大学生が日本一の座をかけて大阪・御堂筋や道頓堀などを走る「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」の開催を控え、大会テーマソングを歌うDREAMS COME TRUEの中村正人さんに岩本計介と鷲尾千尋(いずれもABCテレビアナウンサー)が、インタビュー。今回は、ドリカムがコンサートで見せてくれるエンタテインメントの原点がどこで生まれたのか?またドリカムを一番好きなファンは誰なのかを明かしてくれました。
岩本(以下、岩):さきほどから、チラホラ関西弁が出ているような気がしますが?
中村(以下、中):「エセ」ですよ(笑)!
小学校1年生から中学一年生まで7年ほど大阪の寝屋川に住んでいました。寝屋川市立池田小学校です。
そこから同志社香里中学へ通いました。今は共学になってダンスとかが有名ですね。ドリカムも色んなコラボレーションをさせてもらっていて、素敵な学校です。
岩:関西弁は出ちゃいますか?
中:出ますね。しゃべっていると同級生には「それ嫌われるから止めた方がええわ」と言われます。ネイティブじゃないからあまりしゃべらない方がエエんかな、とか思ってます。
岩:大阪で過ごした時の一番の思い出は何ですか?
中:小学生のころだったので、いい意味でも悪い意味でも人間が形成されていくタイミングでしたね。特に僕は関東から大阪へ引っ越してきたので、最初は結構イジられましたね。関西の人はイジってきますよね~(笑)。
関西で標準語をしゃべると「何言うてんの?気取ってるわ」と言われました。「ええかっこしいやなぁ」ってね。で、関西から関東へ戻ると、今度は逆に関西弁でまたイジられましたけど(笑)。
寝屋川に住んでいたころは、家の窓を開けると生駒山の鉄塔がきれいに見えました。“ひらパー”(※ひらかたパーク)もよく行きましたよ。菊人形展。当時“ひらパー”と言えば菊人形展だったから。今みたいに“ひらパー兄さん”はいなかった(笑)。昔近所の人たちは“ひらパー”にある運動場を借りて会社の運動会などを開催していました。うちは父が中之島で働いていて、その会社がひらパーに運動場を借りて何かやってましたね。
岩:ということは、関西人のDNAが今も生きているんですね?
中:ものすごく影響を受けていますね。お笑いに対する考え方とか、振る舞いが芸人さんのようだったりとか。関西に暮らしていたら避けられないと思うんですが、人を楽しませたい、という気持ちが植え付けられていますよね。
岩:音楽活動を続けてこられて一番「良かったなぁ」と感じるときはいつですか?
中:(デビューから)35年経ってもこうやっていろんな場所に呼んでもらえることがやっぱり一番嬉しいですね。いまだに35年前の曲をカラオケで歌ってもらったり聴いてもらっている。「大阪LOVER」をはじめとして息の長い曲が増えて、時を超えて我々の作ったものが愛されるのは嬉しいです。
岩:長く愛されて、さらに新しい曲を提供したいという思いは変わらず生まれてくるのですか?
中:吉田はそうですが、僕はもうイヤですね(笑)。もうクタクタです。吉田は天才なので、(曲が)降りてくるのが仕事ですが、降りてきた後そこから形にしていく過程は結構しんどいんです。いままで320~330曲を作りましたが全部自分たちでアレンジしています。吉田に曲が降りてきて、僕がアレンジして、という進行は決まっているので、曲作りが行き詰まりはしないですが、しんどいんです、66歳にもなると(笑)。
鷲:何がモチベーションになっていますか?
中:単純に吉田の生み出す音楽が大好きだし、僕がドリカムの一番のファンなんです。今回、「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」の話を頂けたこともありがたいし、とってもモチベーションにつながっています。そうじゃないと僕ら曲を書かないですからね(笑)。
岩:そう言っていただけると嬉しいです。「(オファーを)受けてもらえないのでは?」という葛藤と「受けてもらえた!」という驚きが我々にはありました。
中:ドリカムにしようか、ミスチルにしようか迷ってたんでしょ?コブクロもいるよね、とか。
岩:やめてください!コブクロは確かに大阪出身やけれども(笑)
「ACNエキスポ駅伝」(3月16日(日)朝8時30分~ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット)は、1970年大阪万博の開催地である万博記念公園をスタートし、2025年大阪・関西万博の会場となる夢洲をフィニッシュ地点とする駅伝。
第4区では、国指定重要文化財である中央公会堂の前でタスキを受け取り、土佐堀通、玉造筋を経て大阪城公園へ向かいます。大阪の名所を繋ぐ合計約55キロになるコースをランナーたちが駆け抜けます。
出場チームは、旭化成など「ニューイヤー駅伝」で上位の実業団と「全日本大学駅伝」で上位だった青山学院大学、國學院大學など、大学生の日本の駅伝トップチーム。実業団と大学生が駅伝で直接雌雄を決する史上初の大会で、大阪・関西の人々の「夢」と「未来への想い」をランナーたちがタスキにのせてつないでゆきます。
次回は、「決戦は金曜日」ができたときプロデューサーが口にした意外なコメントや今回の「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」テーマソング「ここからだ!」の歌詩に散りばめられた秘密を伺います。
DREAMS COME TRUE 中村正人インタビュー完全版 岩本アナ&鷲尾アナが【大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025 テーマソング】制作秘話を直撃
