ドリカム・中村正人が語る「大阪LOVER」の秘密 なぜハリウッド・ドリーム・ザ・ライドに乗った人が選曲しやすいのか?
実業団と大学生が日本一の座をかけて大阪・御堂筋や道頓堀などを走る「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」の開催を控え、大会テーマソングを歌うDREAMS COME TRUEの中村正人さんに岩本計介と鷲尾千尋(いずれもABCテレビアナウンサー)が、インタビューしました。
「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」(3月16日(日)朝8時30分~ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット)は、1970年大阪万博の開催地である万博記念公園をスタートし、2025年大阪・関西万博の会場となる夢洲をフィニッシュ地点とする駅伝です。大会では、普段人が通ることのできない新御堂筋や、国指定重要文化財の中央公会堂や大阪城を眺めながら、観光名所の道頓堀を折り返し、合計約55キロのコースをランナーたちが駆け抜ける駅伝です。
出場チームは、「ニューイヤー駅伝」で上位の実業団と「全日本大学駅伝」で上位だった大学生による日本の駅伝トップチーム。実業団と大学生が駅伝で直接雌雄を決する史上初の大会で、大阪・関西の人々の「夢」と「未来への想い」をランナーたちがタスキにのせてつないでゆきます。
インタビュー当日、駅伝を中継するABCテレビへ訪れた中村正人さんを社内にいた多くの社員・スタッフが出迎えました。その数およそ100人超。大歓迎で出迎え、中村さんにデビュー35周年の話や大ヒットになった「大阪LOVER」についての秘密を伺いました。
岩本(以下、岩):ABCテレビに中村さんが来てくださったとき、偉い人からアルバイトまで、みんなで揃ってご挨拶させていただきました。
中村(以下、中):たくさんの方に出迎えていただいて、ABCテレビの人はみんなヒマなんかなと思いました(笑)嘘です。素晴らしくてすごく感動しました。様子を撮影した動画を吉田美和にも見せます!
岩:今回「大阪・関西万博開催記念ACN EXPO EKIDEN 2025」の曲を書き下ろしていただきました。順番に話を聞きたいと思いますが、まず「駅伝」ポスタービジュアルをご覧になった感想や「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」自体の印象は?
中:ポスターからも新しい駅伝の感覚が伝わってきますね。タスキがゴールドリングになっていたりして面白い。社会人(実業団)と学生のトップ同士が一緒に競い合うというのは全国的にも話題性がありますよね。
岩:史上初の試みです。駅伝で一番強いのはどこなのかを決める大会なんです
中:ヤバいですね~。監督たちはピリピリじゃないですか? 僕は青山学院大学を中退しているので青学を応援しています。1970年の万博会場から今年の万博会場まで走るというコンセプトもすごい。僕らもよくイベントをやるので分かるのですが、警察をはじめ関係各所の調整って大変ですよね。
岩:関西の大動脈である新御堂筋を封鎖して走るというのも史上初の試みです。
中:新御堂筋を通る!! それだけでも大ニュースですよね
鷲尾(以下、鷲):いえいえ、あのドリカムがテーマソングを作ってくれたということが大ニュースです
中:めちゃくちゃいい曲、できました!
岩:ありがとうございます! 曲について詳しくお伺いする前に、まずは、ドリカムデビュー35周年おめでとうございます! 1989年、平成元年から活動されています。平成、令和と駆け抜けている35年ですね。
中:なんとなくいつの間にか令和になってしまいましたね(笑)。皆さんもこういうときによく言う感想だとは思うのですが、「あっという間」という感じです。
本当に音楽業界も変化しているなと感じますが、われわれは当時所属していたレコード会社で「初めてCDだけでデビューしたアーティスト」なんです。当時はやはりレコードでリリースして、次にCDを出して、カセットテープで出してという時代だった。今はダウンロードやサブスクだけでデビューするのが当たり前のようになっていますが、当時CDだけでデビューをする人はいなかった。まさに音楽業界でも大きな変革があった年だったと言えます。
何というか、音楽業界の変遷と僕らのキャリアがシンクロしている35年なんじゃないかと感じています。
岩:CDの総売り上げ枚数が4500万枚です
中:いやいや、GLAYに比べたら全然です(笑)。1つのアルバムで何百万枚、何千万枚セールスという売り上げのアーティストがいる中で、僕らはそれほど突出して売り上げているバンドではないと思っています。
岩:とはいえ、ドリカムの曲を知らない人は世間に少ないです
中:売れてますかね?(笑)
岩:自覚ないんですか!?(笑)
中:当時の事務所の人に「いつ頃になったらお金持ちになれますかね?」って聞いたら、「お金は後から付いてくるよ」と言われ、実際そんなに売れている感覚はないままなんです。
鷲:カラオケに行ったら周りの人がみんな歌ってます。私USJが大好きで、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドというジェットコースターアトラクションに乗ると必ず「大阪LOVER」をかけてます。
中:ありがとうございます。あれ、選曲ボタンの「1」に設定してあるでしょ?ボタンがいくつかあって、みんな「どれにしよう、うわー」って言ってる間にジェットコースターが走り始めちゃうの。それでどうしても「1番」にある「大阪LOVER」を選んじゃう(笑)。
でも、まさに「大阪LOVER」はハリウッド・ドリーム・ザ・ライドのために書き下ろした曲なんです。
鷲:ワクワク感をすごく盛り上げてもらってます!
まだまだ続く中村正人さんへのインタビュー。次回は中村さんと吉田美和さんの出会いについて伺います。なんと中村さんが吉田さんに声をかけた意外な理由とは?
