『ポツンと一軒家』見合いから半年で結婚し56年! 80代夫婦は畑作業、買い物、ドライブも常に一緒でラブラブ
京都府の山奥に、ポツンと佇む一軒家……ではなく、農作業小屋を発見! この“ポツンと農作業小屋”は、元大工の81歳の夫が自力で建てたもの。夫は80歳の妻と、麓町にある自宅からほぼ毎日山奥の畑に通っている。結婚して56年経っても、どこへ行く際も常に一緒だという、ラブラブな夫婦が微笑ましい……!
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もともとは大工で、稲作と兼業していたという、ポツンと農作業小屋の夫。本業の大工は20年前に廃業したが、農業は80歳を過ぎた今も継続中で、山奥の畑には妻と一緒に「ほとんど毎日行っている」そうだ。夫は、玉葱、京都のブランド枝豆・紫頭巾(むらさきずきん)、京野菜の海老芋、栗などを育てている。
夫とその妻は、どちらも農家の出身だ。2人は見合いで出会い、半年ほど付き合ってから結婚したという。妻いわく夫は、「あの頃は、なかなかかっこよかったかもしれん」とのこと。結婚の決め手は、「大工さんやったらええなと思って」「この人やったらと思って結婚した」そうだ。一方、妻と出会った頃について夫は、「そんな特別何も思わへん」「(初対面で)緊張しているさかいに、もうはっきり覚えていませんわ」と照れ笑いしながら明かした。
夫は25歳、妻は24歳で結婚し、自宅で結婚式を挙げたという。当時のことを妻はよく覚えており、「ひいおじいさんも、ひいおばあさんもおらはったから、『やっていけるかな、どうやろかな』と思って、ちょっと不安はあった」そうだ。彼女は、嫁ぎ先でも畑仕事を手伝ったが、当時は「草は手で刈らないといけなかった。昔は機械がなかったからね。キツイときもあった」そうだ。それでも夫やその家族と支え合い、「ええときもあった」という。
子ども2人は巣立っていき、今や夫婦は水入らずの生活を送っている。いろいろと面倒を見てくれる夫に妻は、「感謝しています」という。そんな妻に夫は、「買い物に行くのもドライブもずっと2人で行くので。もう今更どうとかはないです」と、またもや照れながら語った。
結婚して56年……。畑仕事も子育ても、楽しいときも辛いときも、夫婦はずっと二人三脚で歩んできた。ともに80代の2人は、とにかく元気で少しでも長くおいしい野菜を育てていきたいと思っている。山の澄んだ空気の中で毎日体を動かしている夫婦は、きっとこの先の“人生100年時代”を謳歌するだろう。
京都の仲睦まじい老夫婦に、スタジオ一同はほっこり。「素晴らしい。感動しましたね!」「夫婦っていうものは、ああいうものだなって思いますね」「なんかお父さんもすごい優しい人ですね」「お母さんも明るくて」といった声で盛り上がった。なお、この様子は、2月23日に放送されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)で紹介された。
