AIが人類を滅亡させる? chatGPT開発者が「世界の優先事項」と語るリスクとは
ハリウッド俳優たちのストライキの原因であるAIの脅威……。chatGPTの開発者も警鐘を鳴らす、AIが持つ人類滅亡のリスクとは? 情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』を無料配信中
画像、動画、音声、文章など、進化したAIのおかげで何でも作られるようになった現代だが、便利な一方で人的トラブルが増えている。AIは使い方を誤ると、偽情報の拡散や差別の助長、サイバー攻撃、兵器への軍事転用などもできると、あの「chatGPT」の開発者も脅威に感じているようだ。
AIに関する最近のトラブルといえば、全米映画俳優組合が7月14日からはじめたストライキを思い出す人は多いだろう。撮影や宣伝活動がストップ中のため、人気映画シリーズの最新作『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』の主演であるトム・クルーズらキャストの来日も中止となった。ちなみに、組合がストライキで主に主張しているのは、AIによる映画製作への規制促進である。ギャランティや著作権を無視したAIの導入は、俳優や脚本家にとって非常に脅威なのだ。
AIがもたらす影響は、映画業界にとどまらない。生成AIの代表格といわれる対話型AI「chatGPT」の生みの親であるサム・アルトマン氏いわく、「AIには人類の滅亡のリスクがある」「AIによる人類滅亡のリスク軽減はパンデミックや核戦争と並んで世界の優先事項」だという。
生成AIには、偽情報の拡散や差別の助長、サイバー攻撃、兵器への軍事転用などのリスクがあるそうで、彼はAIをライセンス制で規制することを提言した。 進化が止まらないAIを制御するためには、きちんとしたルールを作ることと、使う人間のリテラシーが重要である。
なお、生成AIの危険性について詳しく紹介された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』7月22日放送回は、動画配信サービスTVerで配信中だ。「AIを使う人間が悪かったら、車の運転と一緒で凶器になる」「AIを使うのが民主主義国家だったらまだマシだけど、専制主義国家に利用されたらかなり怖い」といった、お笑いタレント・ほんこんのコメントに頷くだろう。