チョコレートの大会で世界2位の実力者 本職は溶接工!? “現代の名工”にも選ばれた58歳の新たな挑戦

のどかな田園風景が広がる京都府与謝野町に、世界的に権威のあるチョコレートの大会「インターナショナル・チョコレートアワード」で世界2位に輝いた話題のお店があります。昨年3月にオープンしたカフェ「YOSANO ROASTER KYOTO」。店主の小西栄二さんが奥様と二人で切り盛りしています。

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こだわりのコーヒーとチョコレートが楽しめる「YOSANO ROASTER KYOTO」。ご主人の小西さんが作るチョコレートは、カカオ豆から板チョコの完成までを一貫して行う“ビーントゥーバー”という製法で作っています。お店には、世界2位に輝いたコロンビア産のカカオ豆を使ったチョコレートをはじめ、世界各国のカカオ豆を使ったチョコレートや、丹後地方の酒蔵とコラボしたチョコレートなどを販売しています。

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実は本職は溶接工の小西さん。チタンを使った溶接技術を極めた凄腕の職人で、“現代の名工”にも選ばれています。普段は高度な技術でチタン合金のオートバイのパーツやオリジナルのハンドメイド自転車を制作しています。そんな小西さんがチョコレートを作ることになったきっかけは、コーヒーの焙煎機づくりを依頼されたことでした。

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試行錯誤を繰り返し、およそ2年の歳月をかけて、セラミック遠赤外線ロースターを完成させた小西さん。一般的な焙煎機は直火や熱風式ですが、遠赤外線で焙煎すると、表面を焦がさず、じっくり中心まで均一に温めることができます。そうすると、苦味や雑味を抑えられた本来の旨味を引き出すことができるのです。開発した自家製の焙煎機で様々な素材を試したところ、抜群においしかったのがカカオ豆。そこから独学でチョコレートづくりが始まりました。作業効率を上げるためのマシンも開発。世界一おいしいチョコレートを追求し、完成したコロンビア産のカカオ豆を使ったチョコレートは世界的に権威のあるチョコレートの大会「インターナショナル・チョコレートアワード」で世界2位に!ほかにも、ベトナムやタンザニア、ベリーズなど様々な産地のチョコレートを開発。並みいるショコラティエを抑え、何度も入賞を果たしています。

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地域を盛り上げたいと、小西さんは58歳にして初めてコーヒーとチョコレートのイベントを舞鶴で主催しました。さらに、バレンタインデーに向け、地元の食材を使った新作のチョコレートに挑みます!

『LIFE~夢のカタチ~』は、2月8日 土曜 午前11時から放送。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)

番組情報

LIFE~夢のカタチ~
毎週(土)午前11時

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