メディア取材NG!謎多き京大熊野寮に潜入

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2月3日(月)放送の『なるみ・岡村の過ぎるTV』(ABCテレビ)は、かつて家宅捜索が行われることもあった寮「知のアジト 謎深過ぎる京都大学熊野寮」に潜入取材!警察がエンジンカッターで壊そうとした鉄扉の傷跡になるみ&岡村隆史もびっくり。近年、メディアの取材はNGだった謎多き寮の全貌に迫る。

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東京大学に次ぐ超難関校で、ノーベル賞受賞は11人とアジア最多輩出している京都大学。同校に通う京大生約400人が生活し、毎年入居希望者が殺到する名物学生寮が熊野寮だ。地元民なら誰もが知る寮で、街の人に印象を聞いてみると「オーラがすごい」「思想が強そう」といった声が多く、メディア取材NGということもあり謎多き内部がみんな気になっている様子。今回「岡村さんのためなら」と特別に許可を得て、『過ぎるTV』のカメラが潜入! あやしくて異質なのになぜ人気なのか、その理由が明らかに。

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1965年に誕生した熊野寮。寮全体の面積は甲子園とほぼ同じ広さで、2人部屋なら8畳、4人部屋だと16畳〜18畳の居室で2段ベッド生活。自炊用キッチンもあり、風呂無しだが3分10円のシャワーを完備。食堂では栄養士監修の食事が3食(朝は170円、昼は260円、夜は390円)破格で食べられて……なんと家賃は月4300円!京都の中心地・神宮丸太町という好立地でこの安さは学生にとってありがたい。

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一般的である管理人が管理する「管理寮」とは異なり、熊野寮はお金の管理から厨房員の雇用などすべて学生たちで運営している「自治寮」にあたるため、60年かけて学生が好き好きに改良を続けてきた結果が現在の唯一無二の空間を作り出しているという。壁一面には張り紙が貼られていたり絵が描かれていたり…と物が溢れて雑多。

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熊野寮の中でも異彩を放っているのが、地下室にあり普段はメディアの立ち入りが禁止されている、鉄の扉で閉ざされた部屋・通称『鉄扉(てっぴ)』。プライバシーに関する話などを行う際に使用されるそうだが、過去に機動隊が家宅捜索を行った際に電動ノコギリで突入した後が残っている。1960年代は、政治に不満を持つ学生が団結して行っていた「学生運動」が全盛期を迎え、熊野寮も活動の拠点となっていた。

【動画】地下に鍵のかかった鉄扉!?怪し過ぎる京大生の名物寮に潜入

学生たちが集う自治寮は、再び学生運動の拠点となるのでは?と廃止される風潮にある。そんな難しい問題を抱えつつも入居希望者が殺到で常に満員。人気のヒミツは、なんといっても共同生活。昼夜問わず誰かが活動している不夜城で、居心地が良過ぎるあまり寮生の1/3以上が留年してしまうとか。自由ゆえに個性豊かな生徒が多く、将来の夢は「日本国大統領」だという学生や、銭湯が好きすぎて365日通う学生などみんな寮生活を謳歌している様子。

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そんな学生たちが楽しみにしている一大イベントが、10日間240時間ぶっ通しで開催される「熊野寮祭」だ。学生たちが考えた500以上の企画が実施される。中でも人気の企画が、知らない場所に車で連行され、地図や現金の使用NGで徒歩で寮まで帰れるかという企画。

毎年100人以上の参加者が集まり、最高記録は長野県の村に連れて行かれ330kmを6日間かけて帰ってきたという猛者も。お金を使えないので畑仕事を手伝ったりしてなんとか生き延びたそう。

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そして、「熊野寮祭」のクライマックスともいえるのが冬の鴨川を手作りのイカダで下るレース。このレースで優勝することが夢で、そのために京大を受験したというガチ勢も。試行錯誤を重ねた手作りイカダで、極寒の鴨川を500m下るレースは感動的。熊野寮の自由過ぎる寮生活に、「京大生はなにやってもいいの?」と終始驚きを隠せないなるみ&岡村だったが、イカダレースの密着映像には「青春ですよ!」と引き込まれていた。なお、京都大学熊野寮の様子は2月3日(月)『なるみ・岡村の過ぎるTV』(ABCテレビ)で放送された。

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