「ポツンと一軒家」89歳ご主人の亡き父・・・ 戦前、満州を訪れた時に、現地で教えてもらった本場仕込みの水餃子
長野県・まさに秘境のような山奥で暮らす80代ご夫婦が語るかつての暮らしぶりと、代々続く本場仕込みの水餃子のレシピ。家族で囲む食卓のシーンに、ゲスト・山西惇も「人生の幸せってこういうことですよね」と感動。
9日(日)の「ポツンと一軒家」は、長野県の深い山の中。 捜索隊が向かったのは、川底まで見えるような美しい清流沿いの集落だ。その道なり、畑で作業をしている女性に声をかけて衛星写真を見てもらうと「ここは住んでいる方がいらっしゃるかもしれないです。どんな方かはわからないのですが…」と教えてくれた。家までの道のりも丁寧に教えてくれたことで、捜索隊はポツンと一軒家を目指すことに。
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集落を後にして、女性が教えてくれた通りに道を進む捜索隊。話では、道の分岐は2か所と聞いていたが、山が深くなる中、3か所目の分岐点が…! スタジオでは所が「ここは道なりに進むんじゃない?」と予想するが、捜索隊は、舗装された道なりの方向ではなく険しい山道を選択。そこは、落ち葉が積もっており、車が行き来しているようには見えない鬱蒼とした森の道だ。しばらく進むと「立ち入り禁止」の看板で道がさえぎられており、捜索隊もスタジオも「道を間違えた気がする…」という空気に…。
だが、その「立ち入り禁止」の手前に、右折するさらに細い山道を見つけた捜索隊は、「ここは行くしかないですね」と、車幅ギリギリの道へと入っていく…。とても車で通れるような道ではないが、その山道の先には…⁉
ポツンと一軒家が建っていたのは、切り立つ尾根に囲まれた山の急斜面! ポツンと切り拓かれた敷地にあざやかな朱色の屋根の建物があった。そこで穏やかな笑顔で迎えてくれたのは89歳のご主人と87歳の奥さまだ。次男さん(53)とこの地で3人暮らしをしているというご家族で、かつては10軒以上の家がある集落だったというが、住民は山を下り、6年ほど前からポツンと一軒家になったという。
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25歳で結婚してこの地へと嫁いできたという奥さま。「お義母さんが何でも教えてくれるとてもいい人でね。私が嫁いで5年目に亡くなったんですが、毎日泣いていましたよ」と当時を振り返ると、ご主人も「父は頑固で厳しい人でした。父の代では、田んぼの世話をしながら、蒟蒻芋やシイタケの栽培、炭焼き、アマゴの養殖もしていました」とかつての暮らしぶりを語り始めて…。
年末には長男(60)・長女(58)のご家族がお墓参りで帰省するとご主人から聞いた捜索隊は、改めて伺うことを約束。その当日、墓参りの後にはご家族恒例の行事という“水餃子作り”が始まった。戦前、ご主人の亡き父が満州を訪れた時に、現地で教えてもらったという本場仕込みの水餃子。捜索隊も一緒に作り食卓を囲ませてもらうことに。
代々続くこの土地と、本場仕込みの水餃子のレシピ。家族が揃って食卓を囲む姿に、スタジオでは山西が「人生の幸せってこういうことなんですよね…」と感銘を受けたよう。一方の原菜乃華は「私、好きな食べ物第一位が餃子なんです! みんなで餃子を包んでいるシーンがたまらなく素敵でしたし、家族みんなで食べたら絶対に美味しいですよね」と語っていた。
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ABCテレビ・テレビ朝日系列で『ポツンと一軒家』は、毎週日曜ごご7時58分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。
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