『探偵!ナイトスクープ』眼球摘出する娘に母「ちゃんとした体に産んであげられなくてごめんね」 全身全霊かけた歌唱に「涙腺崩壊」の声
眼球の摘出手術を控えた女子音大生が、「ちゃんとした体に産んであげられなくてごめんね」と自分を責める母親を元気づけようと、立ち上がった。渾身の力で歌う音大生、それを見守る母親たち、そして親子が交わした愛あふれる言葉が、多くの人々を大号泣させた。
【動画】「嗚咽」「全てが素晴らしかった」の声続出。目が見えない音大生が母に捧げた渾身の歌唱!
声楽を学ぶ20歳の女子音大生には、「未熟児網膜症」という視覚障害がある。彼女の左目は生まれつき見えず、わずかに色や光が認識できた右目は、最近手術をして今後の回復が見込めないかもしれないらしい。さらには左目が痛みだし、彼女は近々眼球の摘出手術をすることに……。
昔から覚悟していた音大生は、切ない気持ちはありつつも、比較的落ち着いている。しかし、彼女の49歳の母親は違う。超がつくほど明るかった母親は、今までにないほど悔み、「ちゃんとした体に産んであげられなくてごめんね」と音大生に謝った。自身を責める母親を元気づけるため、音大生は、眼球の摘出手術の前に「歌を届けたい」という。そこでバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』は、音大生に協力し、彼女の母親をスタジオへ呼び出した。
音大生は、痛い目を必死に開きながら母親を見つめ、家族みんなが大好きな曲『おんがく』を堂々と歌いだした。その歌詞は、まるで音大生のことを言っているかのよう……。全身全霊をかけて歌う音大生のことを、彼女の母親、姉、そして探偵のせいや(霜降り明星)は涙ながらに見守った。
「目が見えなくて大変」「みんなみたいに見えていたらよかった」と思うことはあっても、母親のせいだとは「1回も思ったことがない」と、歌唱後に音大生は母親本人に告白。愛情を込めて育ててくれた母親のもとに「生まれてこれて良かった」と、泣きながら明かした。そんな音大生に母親も涙を流し、親子2人は抱き合った。音大生は、「ありがとう……」「親になれて本当に良かった」と伝えられて、嬉しそうだった。
音大生の前向きな力強さ、それを見守る母親の深い愛情、そして逆境を乗り越える2人の強い絆……。彼女たちにスタジオからは、「自分の夢の音楽、それでしっかり生きていかれるやろうなぁ」「本当に素敵なご家族」「感動した」といった声が上がった。
また、X上でも、「探偵ナイトスクープ見て嗚咽」「涙が止まらなかった。歌詞がたまらない。そして声が美しい」「涙腺崩壊寸前 歌声も、お母さんの優しさも、全てが素晴らしかった」「あんなん見たら泣いてまうわ、なんとか泣かずに歌い終えるまでたえていたのにせいやの涙で涙腺崩壊したわ」といった声が続出した。なお、多くの人々の涙を誘ったこの感動VTRは、『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)1月31日放送回で紹介された。
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