開幕まであと3か月「大阪・関西万博」 見た目がリアルなアンドロイドや“25年後の自分”に出会える測定ポッドとは…?パビリオンの予約に役立つ情報ご紹介!
3か月後に開幕する「大阪・関西万博」。しかし、その中身については、まだまだよく知らないという人も多いよう。そこで、万博の気になる見どころを大特集!パビリオンやイベントの予約に役立つ最新情報を一気に紹介します。
まずは、47か国が独自に建設する万博の華「海外パビリオン」。「オーストリア」は、首都である音楽の都・ウィーンにちなみ、楽譜をモチーフにした外観。「オランダ」は海から上る朝日をイメージした球体があしらわれ、「フィリピン」は伝統工芸の織物をモチーフにしたデザインが特徴的です。
1人あたりのビールの年間消費量が30年連続世界一の「チェコ共和国」のパビリオンでは、チェコ生まれのビールや家庭料理を提供。そのほか、各国の伝統的な音楽やダンスなどのイベントも多くあり、まるで世界旅行を楽しんでいるかのような気分が味わえます。
続いては「国内パビリオン」。未来の技術がギュッと詰まった、どれも体験したいパビリオンばかりですが、今回は番組が注目した3つを深掘りします。
【動画】話題の“実物大ガンダム”や“空飛ぶクルマ”、入浴中にAIが健康チェックをしてくれる令和版“人間洗濯機”などが万博でまもなくお披露目に!
大阪市と大阪府が手がける「大阪ヘルスケアパビリオン」は、最先端のヘルスケア技術などが体験できるパビリオン。展示の目玉は、入り口付近にズラリと並ぶ予定という「カラダ測定ポッド」です。
来場者の全身の健康チェックが瞬時に行えるというこのポッドを、記者が特別に体験させてもらうことに。4台のカメラで髪、肌、目、歯を撮影し、健康状態を5段階で判定。髪の健康、認知機能、筋肉量や骨密度など7つの項目のスコアを総合し、“カラダ年齢”が発表されます。
所要時間は約5分。現在の健康状態がわかるうえ、これをもとに推定した“25年後の自分”にも出会えるとか。大阪パビリオンの山縣敦子さんは、未来の健康リスクなどを知ることで「行動を変えるきっかけにしてもらえれば」と話します。
「いのちの未来」はロボット工学者の石黒浩教授が監修するシグネチャーパビリオン。館内にはおよそ20体のアンドロイドやその他のロボットが展示され、アンドロイドと人間が共に生きる未来の世界を体感することができるそう。
まるで人間のような自然な表情を見せるアンドロイド。近づいてみると、唇の間から歯や舌がのぞくなど見た目もリアルです。開発を続ける石黒教授は、これから労働者不足が深刻化する日本において、「ロボットやアンドロイドが我々の生活を支援してくれる世の中になれば」と期待しています。
「PASONA NATUREVERSE」はパソナグループが手がけるパビリオン。国民的なキャラクター・鉄腕アトムが案内役となり、未来の医療技術について来場者に説明するそうです。
展示の目玉は、人の手によって作られた「iPS心臓」。さらに、「未来の眠り」が体験できるコンセプトベットも展示されるそう。果たして、どんなベットなのでしょう?開発を手がける企業のショールームを訪ねました。
そこにあったのは、一見ごく普通に見えますが、実はすごい機能を秘めたベッド。脚の下に敷かれた高性能センサーが睡眠中の身体の動きや呼吸、心拍数を非接触で読み取ります。
試しに記者が寝転んでみると、睡眠の質を表す呼吸や寝返りの状態がリアルタイムで波形データに。この情報をもとに、万博ではベッドが自動で眠りやすい状態に動いたり、リラックスできる音楽や香りを出すなど快適な「未来の睡眠空間」を展示するそうです。
開幕まで3か月、会場ではどんな“未来社会”が私たちを待っているのでしょうか。
「大阪・関西万博」の見どころは、1月13日(月)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)の特集コーナーで紹介しました。