ドラマプロデューサーが明かす撮影の裏側…俳優キャスティング編
【ABCテレビの探偵! ナイショスクープ】
ABCテレビPRプランニング部のM原です。こちらのコラム、PR部員が番組のナイショな話をスクープするのが本筋なのですが、懲りずに今回も、現在放送中のドラマ「around1/4(アラウンドクォーター)」(ドラマL枠 毎週日曜よる11時55分)のプロデューサーでABCテレビ東京制作部員の矢内Pにバトンタッチします!
こんにちは。実は、ドラマ「アラクオ」第1話が、1週間の見逃し配信においてドラマL枠史上最多記録を更新いたしました!! 佐藤座長をはじめとするキャストの皆さんの大いなる宣伝のご尽力。そして、番組をご覧いただいた視聴者の皆様に心よりお礼申し上げます。
味をしめて今週も、ドラマ「アラクオ」、撮影の裏側をご紹介したいと思います。
今回は、本当に裏側すぎるのかもしれませんが、どうしてこの5人が集まったのか、について、少しお話ししたいと思います。
僕と佐藤大樹さんの出会いは(とはいえ一方的なのですが)、2020年の夏でした。「恐怖新聞」というドラマを拝見して、子犬のように愛らしい俳優さんがいらっしゃるなと。それが、佐藤さんでした。
その後、THE RAMPAGEの神谷健太さんと、ドラマ「3Bの恋人」でご一緒した縁で「BATTLE OF TOKYO(TIME 4 Jr.EXILE)」なるものに、参加してみました。そこに、踊って、MCをして、ひと際目立つイケメンが…! そう、彼こそが佐藤大樹さんでした。そのあとすぐに、佐藤さんのスケジュールなどをお聞きしたことを今でも鮮明に覚えています。
この「アラクオ」という企画をお預かりするにあたって、頭の中で声がしました。「彼こそが、康祐だ!」。念願の佐藤さんとのお仕事。接してみてその人となりに、この記事を書いている今でも好感度が急上昇中です。
美山加恋さんとは、ドラマ「今夜、わたしはカラダで恋をする。」でご一緒しました。お芝居に対する姿勢や、経験値、そして、スタッフとの接し方を拝見して、ぜひもう一度ご一緒したいなと思っていたところ、「まっすぐに生きている早苗」にぴったりなのではないか?と思い、お願いした次第です。
工藤遥さんとは、2020年、ドラマ「年下彼氏」でご一緒したことがありました。長い時間お待たせしても、現場の隅っこで体育座りをして、「私のことは気にしないでください。」と、おっしゃっていた姿が今でも目に焼き付いています。きっといろんな想いを飲み込んで、俳優として勝負されているんだろうなと。そんなお姿が、明日美に重なりました。
ドラマ「壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている」で主演を務めていただいた松岡広大さん。そのスタッフや、制作会社「AOI Pro.」の箱森Pからも、「松岡さんは、本当に天才的だ」とお聞きしており、直己というどちらかと言えば「陰」のキャラクターを演じきるには他にいないのではないか?と満場一致でお願いをすることに。
そして、曽田陵介さん。ドラマ「彼女、お借りします」で、ゲスト出演をしていただき、短い撮影日数でしたが、その時のオーラがとても印象に残っていました。一真という、どこか掴み切れない、だけど、可愛いキャラクター。曽田さんそのものが、そんな空気を纏っているように感じて、お願いをしました。
この5人を含めたご出演者の皆さんは、舞台や、別作品などで本当にお忙しい中での撮影をお願いしておりました。にもかかわらず、こちらには、まったく疲れを見せたり、嫌な顔をせず、完走してくださったこと、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。本当に、みなさん貴重な「アラクオ」世代を経験されたからこその、懐の深さ、人間力が、映像に現れて、良い結果に結びついているんじゃないかなと思います。
こんなことを書いていて、写真を選ばなければいけないことを忘れていました。当時の皆さんのお写真を昔のアルバムから引っ張り出してきました。佐藤さんについては、僕が心を射抜かれた子犬のようなお写真を。
思い起こせばアラクオ世代って、こういう大切な出会いに溢れているような気がします。僕自身、これからもこういったご縁を大切に、お仕事を続けられたらなと思います。
様々なご縁で集まったこの5人。仮面を被った5人が、それぞれどう大人に成長していくのか。ぜひ、今後の物語にもご注目ください!
そして、もしかしたら、来週も「ナイショスクープ」さんに寄稿できるかもしれません。みなさんはドラマのどんな裏側にご興味がありますか。ぜひ、教えてください!
▼執筆者プロフィール
東京制作部・矢内…ドラマプロデューサー。先日産まれた息子と奥さんが無事に家に帰って来てくれまして、5人で賑やかな日々を送っております。
(スポニチアネックス「ABCテレビの探偵!ナイショスクープ」より引用)