父が離婚後に養育費を払えず死去…GENERATIONS数原龍友「地獄でしたね」 人生一のどん底期を告白
ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下「GENERATIONS」)の数原龍友が、人生で一番のどん底期について語った。当時の数原は、まだ17歳。離婚して家を出ていった父親が、養育費を払えないままこの世を去ったという。その直前に、数原は全てをかけたオーディションに落選し、立ち上がれないほど大きな挫折を味わっていた……。
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数原が音楽に興味を持ったのは、小学5年生のとき。親にEXILEのライブへ連れて行ってもらい、衝撃を受けた。その後、数原は歌手に憧れながらも、公立高校へ進学することに。しかし、その3ヵ月後に高校を中退し、現在所属する芸能事務所・LDHが運営するダンススクール「EXPG STUDIO」に入校。アルバイトとレッスンに明け暮れていった。
やがて数原は、EXILEのオーディション「VOCAL BATTLE AUDITION 2」に、すべてをかけて挑んだ。しかし、結果はあと一歩及ばず落選。本人いわく当時は、「めちゃくちゃ悔しかった」「こういう感覚なんだな、心に穴があくっていうのはっていう感じ」とのこと。同オーディションには、数原と同じく現在GENERATIONSのボーカルを務める、片寄涼太の姿もあった。片寄いわく当時の数原は、「声をかけられないくらいの状態」だったという。
大きな挫折を味わう数原に、追い打ちをかけるような出来事が起きた。オーディションが終わったすぐ後に、実の父親がこの世を去ったのだ。当時の数原は、まだ17歳。本人いわく、「(父親は)離婚して、家を出ていって。養育費だとか、いろんなことがあるじゃないですか、離婚すると。その中で、それが払えなくなり……」とのこと。「地獄でしたね。あれが多分どん底かなって思います、人生で。あれ以上ないっすね」と、数原は振り返った。
歌うことだけでなく、音楽を聴くことも出来なくなっていた数原。そんな数原に声をかけたのは、ずっと彼を見守り続けていた母親だった。「こんな静かな家、嫌だ。なんでもいいから、いつも通り歌ってほしいし、歌声を聞かせてよ」という母親の言葉で、数原は再び立ち上がった。
そこから、追い風が吹き始めるかのように、数原の人生は好転していった。LDHから誘いを受けた数原は、GENERATIONS候補生となり、“夢者修行”を経て2012年にメジャーデビュー。同グループでの活動を12年も続け、2024年には憧れのアメリカ留学を経験し、初のフォトエッセイを出版。現在は、GENERATIONSとしてだけでなく、ソロの活動も充実させている。
母親のひと言をきっかけに人生が変わった数原は、その後も強い意志で歩み続け、新境地にたどり着けた。強さに深さを兼ね備えた彼は、これからも夢を描き続ける。なお、数原の密着映像は、1月12日深夜に放送されたLDH所属アーティストたちの番組『Rising Sun ~後戻りはしないOne Way Road~』(ABCテレビ)で公開された。
