義姉弟から夫婦になるも離れ離れだった、妖狐・たま（CV：高田憂希）と千本妖狐・迅火（CV：斉藤壮馬）が、戦国バトルファンタジーアニメ『戦国妖狐』第2部第21話（12月18日深夜放送）で再会した。約8年ぶりに心が通じて愛の言葉を伝え合う2人に、号泣せずにいられない……。

【動画】原作者本人も「劇場版だった」「絵がずっといい」と絶賛。涙腺崩壊間違いなし、義姉弟夫婦の約8年ぶりの再会シーン

アニメ『戦国妖狐』(ABCテレビ)は、漫画家・水上悟志の人気コミックが原作。2024年1月期に第1部「世直し姉弟編」が放送され、7月17日深夜から第2部「千魔混沌編」が放送中だ。

人間だった頃に、「闇（かたわら）」と呼ばれる魑魅魍魎になる方法を探し続け、「闇になれたら夫婦になろう」という約束をたまと交わしていた迅火。彼はその約束を果たしたが、あまりにも強大な力に飲まれて失踪した……。それから約8年経っても、迅火の暴走は止まらない。そこで迅火をようやく見つけたたまは、彼を正気に戻すため、精神世界へ飛び込んだ。

精神世界の迅火は人間だった頃の姿をしており、たまや仲間たちのことを忘れ、孤独感から氷のような壁を心に作っていた。そんな彼にたまは、初めて会った日のこと、一緒に暮らしていた日々、思いもよらず長く楽しかった旅について振り返り始めた。「こうしてまたお前と会うのに、8年もかかってしまった。迅火、旅を終え、一緒に帰ろう。また、共に暮らそう」と、たまは迅火に優しく微笑みながら、彼の凍てつく心をゆっくり溶かしていった。

やがて、たまの温かさは迅火に届き、彼に「孤独ではない」と気づかせた。すると、迅火は正気を取り戻し、「ただいま、姉上。愛していますよ」と微笑んだ。「おかえり、バカ弟。愛しているぞ」と返したたまも、泣きながら笑顔だ。その後、現実世界へ戻って迅火を抱き締めるたまは、精神世界にいたとき以上に喜びをあふれさせ、大粒の涙を流した。

ようやく再会できたたまと迅火は、多くの視聴者を泣かせたことだろう。X上には、「これが見たかった……このために見続けて来たと思える回だった。懐かしの4人の食卓、『姉上』『バカ弟』と愛を告げ合う2人……長い旅だったな」「たまのやっと迅火と話せた心からの喜びと昔に戻ったようないつも通りの安心感が混じった声がとても良き」「“世直し姉弟編”から始まった、長い旅の区切りとして、“たまと迅火”が再会し、迅火がかつての温かい心を取り戻す姿が最高」「モノクロだった迅火に色が付き抱き合う”たまと迅火”は正に感無量の一言」「涙を流しながら抱きしめ合う2人に涙腺崩壊」といった声が寄せられた。

全3クールにわたって放送されてきたアニメ『戦国妖狐』(ABCテレビ)は、いよいよ残り1話で完結する。毎回涙なしには見られなかった同アニメは、どのように幕を閉じるのか？　最終回は、ABCテレビにて12月25日深夜2時46分より放送される。