こんにちは！日本一陽気なオフィスレディ喜多ゆかりです。

今回は、比嘉愛未さん＆岩田剛典さんW主演のラブサスペンスドラマ『フォレスト』（ABCテレビ・テレビ朝日系列 毎週日曜よる10時15分）にご出演のファーストサマーウイカさんにインタビュー。裕福な一族を演じるウイカさんにとって実生活での贅沢とは？また、大阪時代の意外過ぎるアルバイトについてお聞きました。

――『フォレスト』撮影現場の雰囲気は、いかがですか？

クランクインするまでは、ラブサスペンスということで、物静かで粛々とした暗い雰囲気を想像していたのですが、キャストの皆さんが本当に個性的で楽しい方ばかりで。主演の比嘉愛未さんと岩田剛典さんがふわっと柔らかい雰囲気を帯びたお2人で、特に比嘉さんは、沖縄出身のまったりとした感じがありながら、笑いだすと止まらなかったりと、南国の輝く太陽のように明るい方なので、現場は全然暗くないんです。

――今回の役どころは？

比嘉愛未さん演じる幾島楓（いくしま かえで）の従姉・水原真琴（みずはら まこと）役です。松田美由紀さん演じる楓の母、幾島鈴子（いくしま すずこ）が経営する有名なホテルグループ・ブランフォレストという大きなホテルの従業員でもあります。役としては、今まで演じたことがないぐらい控えめで、自我を出すというよりは、楓を徹底的に支える良き理解者という立場ですね。

――幾島グループは贅沢な暮らしをする大富豪です。ウイカさんにとっての贅沢ってなんですか？

いっぱいありすぎる・・・悩みますね。でも、やっぱりコンビニでハーゲンダッツを買うときですかね。100円150円のアイスが並ぶ中、最も高いカップアイスであるハーゲンダッツを迷いなく買ってる瞬間は贅沢だなと思います。あと、レストラン・サイゼリヤに行って、値段を見ずに、「ちょっと、好きなだけ頼んじゃう？」という瞬間は贅沢だなって思いますね。

――昔はそんなことありえなかったですか？

絶対なかったですね！なんなら、その中でも一番安いものを選んでました。

――ミラノ風ドリアとか？

そうです！　でも今は、「ドリアと・・・シシリー風たらこパスタも頼んじゃう？」みたいな（笑）。これを“サイゼリヤ豪遊”と自分では呼んでいるんですけど。

――本当にテレビで見ない日はないくらい働かれていますもんね？

いや〜ありがたいことに、おかげさまで頑張らせていただいてます。それこそ、記念日にちょっとお高いコース料理とかお寿司などに行くこともあります。でも、やはり昔から慣れ親しんだものをちょっと余裕を持って買う瞬間などに、より贅沢を感じますね。

――大阪で主に活動していたころ、アルバイトはされていたんですか？

やっていました！　今回、ホテルグループに勤めている役で、ホテルスタッフの一面もあるのですが・・・実は私、大阪でも有名な超一流ホテルで働いていたことがあって、結婚式や野球選手の後援会などで、配膳・サーブしていたんです。

だから『フォレスト』の第一話でパーティーのシーンがあって、真琴がワインをみんなに注いで回るのですが、「ウイカさん、うまいですね！」って言っていただきました。やはり、そういうシーンは皆さん緊張するんですよね。クロスを汚してはならないし、こぼしてしまったらどうしようとかあると思うのですが、そこへの不安は全然なく、「やっててよかったホテルスタッフ！」と思いました。

――片手で何枚もお皿持ったり出来るんですか？

3枚持ち、4枚持ちも当時はやってましたね。大きなパーティーでお料理を取り分けるとき、スプーンとフォークを使ってトングのようにサーバー持ちしたり。芸の肥やしと言いますか、そういう専門的なこともやっておいて良かったなと思いました。

――関西人で良かったなと思うことはありますか？

「声が大きい」ことですかね。ひな壇のトークも音量では負けない(笑)。　関西の皆さんからは「それ関西関係ないです」って言われることもあるので、何とも言えないですけどね。

あと、元来の性格ももちろんありますが、誰に対しても臆さずものが言えるのも関西パワーかも？と東京に来て感じました。

でも、意見を「声を大にして」言えるというのは良い部分もありますが、立場や相手によっては圧になることもある。ぼちぼち中間管理職の年齢にも差し掛かってきて、年々後輩が増えていくので「声を抑える」ことも必要だなと、近頃は気をつけるようにしています。

（後編へ続く）

ドラマ『フォレスト』は、1月１２日よりABC・テレビ朝日系列で毎週日曜よる１０時１５分放送。放送終了後、TVer、ABEMAで見逃し配信。

▼筆者プロフィール　喜多ゆかり　元ABCアナウンサー。現在は“日本一陽気なオフィスレディ”として取材・インタビューなども執筆。