GENERATIONS中務裕太、父の死に目に会えず「一生分の後悔」「泣きながら踊った」 彼を襲った不幸の連続とは

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ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下「GENERATIONS」)の中務裕太が、父親が経営する会社の倒産、両親の離婚、そして父親の死といった、辛い過去について語った。中務が吐露した、今でも悔やんでも悔やみきれない出来事とは……?

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【動画】中務裕太の正式加入が決まったとき、どう思った? GENERATIONSメンバーが今だから本音を明かす

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GENERATIONSのサポートダンサーを経て、正規メンバーにのし上がったことで知られる中務。彼は、7歳の頃に地元・大阪のダンススクールに通い始めてメキメキと頭角を現していき、大阪のダンス界で誰もが知る小学生となった。

そんなとき、家庭で予期せぬ事態が起きた。中務の父親が経営する会社が倒産したのだ。「副社長に父親が騙されて、お金を全部持っていかれて」「自己破産したのかな、多分。生活はめちゃくちゃ苦しかった」と、中務は振り返った。それでも当時母親は、朝から夜まで働いて、中務に大好きなダンスを続けさせたという。

やがて両親が離婚し、敬愛する師匠がこの世を去るなど悲しい出来事が続いたが、中務は苦しみを乗り越えてダンスに打ち込んでいった。努力は実を結び、彼は高校1年生の頃に、現在所属する芸能事務所・LDHが運営するダンススクール「EXPG STUDIO」にスカウトされて特待生に。高校卒業後はGENERATIONSのサポートメンバーになり、2012年9月に同グループへ正式加入。メジャーデビューも果たしたが、またもや中務は不幸に襲われた。

それは、父親の突然の死。当時20歳だった中務は、父親にだけなぜか反抗期で1~2年ほど会っていなかったため、訃報は叔父から知らされた。「肺がんで実は結構ステージがやばいところまでいっていて。でも父親は僕を心配させたくなかったから全く言ってなくて。でもそのまま家で気絶しちゃって死んだって(叔父から)聞いた」と、中務は明かした。

中務が父の訃報を知ったのは、EXILE・HIROの引退ライブ直前だった。当時関係者から配慮された中務だが、「これは出るべき」「父親が絶対今も見てくれている」という思いから、予定通りライブに出演したという。「HIROさんの最後のライブっていうのもあって、しっかり送り出すっていう大義名分もあったんですけど。今日だけは父親に捧げると思って、『銀河鉄道999』のときにすごく泣きながら踊ったのを覚えています」と、中務は回顧した。

中務には、絶対に忘れられない後悔がある。それは、父親が死の間際にかけてきた電話に出なかったことだ。「あとから留守電を聞いたら、もう喋れないみたいな、ほぼほぼ声にならない声が留守電に残っていて。それを聞いたときに僕はもう一生分の後悔というか。悔しかったですね、そのとき。なんでこんなことになっちゃったんだろうなっていうのをすごく考えて、悔しさと悲しさでなんとも言えない感情になった」と、中務は当時の思いを吐露した。

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あれから“後悔しない生き方”をするべく、12年もの間GENERATIONSのメンバーとして常に全力で走り続けてきた中務。新体制になっても彼は、待ってくれている人達がいる限り踊り続ける。なお、中務の密着映像は、12月8日深夜に放送されたLDH所属アーティストたちの番組『Rising Sun ~後戻りはしないOne Way Road~』(ABCテレビ)で公開された。

番組情報

Rising Sun  〜後戻りはしないOne Way Road〜
毎週日曜深夜0時25分~放送(関西ローカル)

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