中尾明慶 「少し調子に乗っていた・・・」 いかりや長介、木村拓哉との挨拶で大緊張 13歳で金八先生にも出演

サラリーマンたちの“バイブル”であり“禁断の指南書”とも称される『島耕作』シリーズを原作に、新たな視点で切り取っていく縦形ショートドラマ『課長 島耕作のつぶやき』が、各種SNSで好評公開中だ。主人公・島耕作を、“つぶやき交じり”で好演している中尾明慶さんへのインタビュー後編。子役時代から数多くの作品で様々な役柄を演じ切ってきた中尾さんが、“どうした島耕作!!”と思わずつぶやいてしまったエピソードとは?

©️ABCテレビ

――日本一のサラリーマン・島耕作役、しかもSNSを中心とした縦形ショートドラマです。

僕自身、YouTubeやInstagramといったSNSを配信していて、縦形ショートドラマにすごく勢いがあることはよく知っていたんです。“ちょっとやってみたいな”って思っていた時期にこのお話をいただき、しかも“島耕作役なの!?”と(笑)。2回ビックリしました

――YouTubeチャンネルの話でいえば『中尾明慶のきつねさーん』で、出演されていた「3年B組金八先生 第6シリーズ」の同窓会をされている配信を楽しく拝見しました。

ありがとうございます。振り返ってみると、(出演)当時13歳で、まだ何もわかっていない頃でしたね。出演後に少し調子に乗っていた時期もあって(笑)、今ようやくまともになったかなって。

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――名作ドラマ「GOOD LUCK‼」にも出演されていました

『GOOD LUCK‼』の時は木村拓哉さんの“弟役に決まりました”って突然連絡をいただいて…。お父さん役がいかりや長介さんで、あの顔合わせほど緊張したことはなかったです…

――今回のショートドラマ「課長島耕作のつぶやき」ではこれまでにはなかった島耕作を演じている場面もあります。

このお話をいただいた時点で、島耕作の器量や完璧さを、ただただ格好よく演じることは、僕にはできないって感じたんです。仕事に対しては、やり手で素晴らしく器量もあって…、でも家族に対してはダメな部分もある。そんな島耕作のちょっとした心情といいますか、情けない部分や悔しい部分…そんな普段は見せない喜怒哀楽をつぶやきで、しかも3分のワンエピソードで紡いでいく作品なので、ダメな部分も困っている部分も島耕作の人間味として演じられれば、と思っていました。ただ、島耕作という“着ぐるみ”を借りてセリフを言っている気分でもありましたね(笑)

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――例えばどのシーンですか?

大町久美子(樋口日奈)とのシーンは、最初は本当にもうよくわからなくて…(笑)。

――原作では、島の“永遠の恋人”であり後の伴侶となる大町久美子ですね。

そうです。“どうした島耕作‼”ってつぶやいちゃうようなセリフが多くて(笑)。僕自身、あまり言ったことのない格好つけたセリフとか。久美子役の日奈ちゃんに“真顔でヘンなセリフを言うけど、絶対に笑わないでね!”って言いながら撮影しました。あとは、典子(水崎綾女)とのシーンも…。

――島の上司でハツシバアメリカ社長・大泉(山田明郷)の愛人でもある銀座の女・馬島典子ですね。

ええ。原作で島と典子はかなり親密な恋仲なんですが、原作を知らない人にとっては、ドキッとするエピソードもあると思います。本作はなんせ3分のストーリーなので、久美子が島の自宅に来た時に、典子がワケありげに自宅に居たりとか…。

監督には“島と典子は今、どういう感じですか?”と二人の状況を確認しながら演じました。

謎めいたカットもちりばめられているので、エピソードごとの島の状況は観てくださったみなさんに委ねようと思います(笑)。

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Profile

中尾明慶(なかお・あきよし)

1988年6月30日、東京都出身。2001年に『3年B組金八先生(第6シリーズ)』で脚光を浴びると、以降ドラマ、映画、舞台など多彩な活躍をみせる。自身が手掛ける公式YouTubeチャンネル『中尾明慶のきつねさーん』も好評配信中

課長 島耕作のつぶやき

時は経済成長期。激動の時代の中、誰にも流されず自分の信念を貫き通したサラリーマンがいた。島耕作。彼の人生は哀愁と波乱で満ちている。これはサラリーマン、いやスーパーサラリーマン島耕作の偉大なる物語の序章である。

ドラマ公式YouTube、TikTok、Instagram、Xで配信中

番組情報

課長 島耕作のつぶやき
公式SNSにて配信中

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