白濱亜嵐 心無い言葉を浴びた幼少期を語る。7人の兄弟を養うため、16歳で来日したフィリピン人の母から受け継いだものとは?
ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下「GENERATIONS」)のリーダー・白濱亜嵐が、自分のルーツについて語った。彼の母親はフィリピン人で、兄弟を養うために16歳で来日したという。どんな逆境にも負けない今の白濱を作ったのは、辛い思いをしても笑顔な母親だった。
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白濱の母親は、フィリピン出身。7人の兄弟を養うため、16歳のときにたった1人で日本へやってきたという。「日本語も話せないのに、働いてお金をフィリピンに仕送りしてっていう……大変じゃないですか、16歳で。それでもずっと笑いながらやっていた母親のDNAというか、しんどくてもずっと笑っている気持ちというのが、(自分に)すごく受け継がれているのかなって思います」と、白濱は語った。
外国にルーツを持つということで、幼い頃に白濱は辛い経験をしたことがある。授業参観日には同級生から、「なんでお母さん日本語が下手くそなの?」と心無い言葉をかけられ、ホームパーティーでは、「母親が作って持って行った料理を、友達のお母さんが食べてくれない」ことがあったそうだ。それでも、白濱の母親はいつも笑顔だった。「精神力はやっぱりすごいですね。耐え抜く力とか気持ちとかがあるからこそ、なんでも笑えるというか。そこはやっぱ強いし、尊敬する」と、白濱は明かした。
そんな母親に育てられた白濱は、EXILEのパフォーマンスに衝撃を受けてアーティストを目指し始めた。愛媛県出身の彼は、現在所属する芸能事務所・LDHが運営するダンススクール「EXPG STUDIO」の松山校に15歳から通い始め、高校1年生の夏に上京。なかなか芽が出なかったが、母譲りの明るさと折れない心は失わなかった。
その結果、白濱は2011年にGENERATIONSの候補生になり、日本全国をバスで巡る無料ライブ旅「夢者修行」を経験することに。過酷な修業を経て2012年にメジャーデビューし、そこからアリーナやドームでの公演を成功させ、順調に栄光への階段を駆け上がっていった。
どんなに苦しいことも、笑顔で乗り越えてきた白濱。今の自分を作り上げたものについて本人は、「まず母親。母親の明るさですね。あとは好奇心。ダンスを始めたのも好奇心ですし。あとは……挑戦に尻込みしないタフさとか忍耐力」と語った。
デビュー12年目にしてメンバーが卒業するという、グループ最大の危機に直面しても、白濱は笑顔を忘れない。逆境を楽しめるタフなリーダー・白濱亜嵐は、新生GENERATIONSの未来を明るく照らし続けていくだろう。なお、彼の密着映像は、11月24日深夜に放送されたLDH所属アーティストたちの番組『Rising Sun ~後戻りはしないOne Way Road~』(ABCテレビ)で公開された。