黒豚VS速水もこみち 「角煮とかも考えたんだけど、ちょっとイタリアンになっちゃった」
俳優でありながらあくなき“食の探究心”を持つ男、速水もこみちが、キッチンカーで日本全国を巡る!
現地の人たちと触れる中で受けたインスピレーションをもとに、地元食材を使ったオリジナル料理を作り上げる食材探求ロードムービー「頂!キッチン(いただキッチン)」。Season4の今回は、Season3に続き、またもや日本を飛び出した!
17日(日)の「頂!キッチン」は、グルメ大国 韓国!今回は、首都ソウルから南へ300㎞離れた都市・光州。光州と言えば、韓国式のハンバーグ「トッカルビ」や牛肉のチヂミ「ユクジョン」など肉料理が有名で「味の都」と呼ばれている。また、アートやパフォーマンスの世界的イベント『光州ビエンナーレ』が開催され、「芸術の都」としても知られている。
まず初めに足を運んだのは、光州松汀駅から車で5分の所にあるトッカルビ通り。トッカルビとは、牛カルビに豚肉を混ぜて焼いた韓国式のハンバーグのこと。この通りには約20のトッカルビ専門店が軒を連ねている。しばらく速水が歩いていると、近くに偶然5日ごとにしか開かれていないというソンジョン五日市場を見つけ、とうがらしや太刀魚、ニラなど新鮮な現地の食材に刺激を受ける。
続いて依頼人の元へ。今回の食材は、肉料理が有名な光州でも人気の黒豚!韓国観光公社の方から「この黒豚を使ったレシピで街をアピールして頂ければ」との依頼だ。特に、キムさん親子が育てる黒豚は美味しいと人気なので、その魅力を日本の皆さんにも知ってもらうべく、ぜひ力を貸してほしいとのこと。
早速、そのキムさん親子の養豚場へ向かう。光州は韓国の中でも比較的温暖な気候のため黒豚へのストレスが少ないという。また、約1000頭の黒豚には、飼料に梅を発酵したエキスを混ぜて与えている。そうすることで、餌を消化しやすくなり豚のストレスも軽減するのだとか。キムさん親子からは、韓国スタイルではなく日本の要素を入れた、お酒に合うレシピを、とお願いされる。
料理をする前にやってきたのは、1970~80 年代に使われていた日用品が町の至る所にアートとして飾られた「ペンギン村」。ここには、廃材を利用したアートや店舗が並んでいる。
そこからしばらく歩くと、地元出身のメディアアーティスト イ・イナムさんの展示スペースも兼ねたスタジオがあり彼の代表技法である「動きのある名画」を堪能する事ができる。
日本から、韓国の料理について研究してきたが、光州で見るものすべてが新鮮で収穫が大きかったという速水。「角煮とかも考えたんだけど、ちょっとイタリアンになっちゃった」という速水オリジナルレシピとは一体!?
●和韓ポルケッタ
1. フードプロセッサーに、ニンニク、生姜、えごまの葉、赤唐辛子(生)、玉ねぎを入れて細かく攪拌し、ごま油で軽く炒めて冷ましておく。
2. 豚バラ肉にコチュジャンをぬり、1を乗せたら端から巻いて、たこ糸でしっかり巻く。
3. 2を熱したグリルに置き、全体を焼き色がつくまで焼く。
4. アルミトレーにごま油を塗り、3を乗せアルミホイルで蓋をしたら、グリルの蓋を閉めて20分程蒸し焼きにする。
5. 小さめの鍋にバターを溶かしたらマデラ酒を加え、アルコールが飛んだら、バター、醤油、ブラウンシュガーを加え、味を整える。
6. 4をフライパンに取り出し弱火で熱し、別のフライパンで熱した油を回しかけて全体がカリっとしてきたら、まな板に取り出し半分に切り分ける。
7.皿に 5 のソースを注いだら、6の豚肉を乗せて出来上がり。
●豚のから揚げ〜韓国風
1. 豚こま肉に 塩・胡椒、醤油、酒、にんにく、生姜 を加えてよく揉み、10 分程置いておく。
2. コチュジャン、醤油、酢、白ごま、砂糖、ごま油をボールに合わせておく。
3. 1 の豚肉に片栗粉をまぶし、180°C熱した油でこんがり揚げ、バットに上げる。
4. 2 のボールに 3と千切りにしたえごまの葉を加えてよく絡める。
5. 皿に4を盛り付ける。
速水もこみちの食材探求ロードムービー「頂!キッチン Season4 ㏌韓国」は、11月17日(日)午前10:50~放送!※放送時間は変更になることがあります。