朝ドラ出演俳優・望月歩 「嵐のメンバーになりたかった・・・」俳優を目指す意外なきっかけ

清原果耶主演、佐野勇斗、吉川愛、見上愛ら旬の若手が共演する『マイダイアリー』(毎週日曜夜10時15分〜/ABCテレビ・テレビ朝日系列 全国ネット)。社会人1年目の主人公が、大切な日々を振り返りながら前を向いて歩んでいくヒーリングドラマです。

清原演じる主人公と大学時代を過ごした和田虎之介を演じるのは、望月歩。今年、連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)で書記官・高瀬雄三郎を演じ注目を集めた24歳の実力派です。インタビュー後編では、キャリア10年での転機や大事にしてきた言葉、今後目指す場所などを聞きました。

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——ドラマ『マイダイアリー』にご出演中ですが、もし望月さんが“人生の日記”を振り返るなら、「この日は外せない」という日はありますか。

12歳で長崎から東京に出てきた日は大きかったです。おかんと兄貴と上京してきたから寂しくはなかったんですけど、「ああ、この道(芸能界)で生きてくんだな。生きていくしかないんだな」と覚悟が決まった日だった気がします。

——そもそも俳優を目指したきっかけは?

“嵐”のメンバーになりたかったんですよ。でもなれないことに気づき、今のお芝居のトレーナーと出会って、楽しくレッスンに通っていたら、いつの間にか役者の道に入っていた感じです。

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——映画『ソロモンの偽証』(15年)、ドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(19年/日本テレビ)など数々の話題作に出演されてきました。特に大きかった転機作は?

やっぱり一番は、『ソロモンの偽証』なのかなって思います。この間、共演した方と久しぶりにお会いしたのですが、話が尽きないんですよ。「あのとき、こうだったよね」って。共演者とか友達っていうより「仲間」という感覚が強い現場で、今思い出しても大きい作品だったなと思います。

——そのとき、名匠・成島出監督から学んだことは?

撮影前にレッスンをしていただいて、「役の経歴を書いてみましょう」と言われたんです。自分の役がどこでどう生まれて、何を見て育ったか。「これを見たときにこう思った」とか細かく全部書きなさいと言われて書いたんですね。そうやって役作りの土台、仕事の根っこの部分を教えてもらったのは大きかったです。

望月歩インタビュー前編 「菅田将暉さんと同じ」と語るものとは!?】

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——今年は連続ドラマに初主演。主演作が続いていますね。

目指しているところがそこなので、とてもうれしかったです。実際に主演をさせていただくと、責任が重くて、先輩方の偉大さを感じました。「こんなにせりふが多くて大変なのに、よくみんなに笑顔で気を配れたな」って。僕もそういう主演としての立ち回り方を覚えなきゃいけないなって思いました。

——今年は連続テレビ小説『虎に翼』でも話題になりましたよね。

たくさんの方々に認知していただけたんだなと実感する機会が増えました。あと、メインの方々は同じ役を1年近く演じられるので、すごく羨ましいなって。いつかそういう立ち位置になりたいという気持ちが、あらためて強くなりました。

——いま、お仕事を続けるなかで大事にしている言葉は?

「正解より全力でやれ」。正解を求めるより、全力でやったほうが良い結果になるとトレーナーに言われてきたので、迷ったときはその言葉を思い出します。あとは、「どうでもいい」。その言葉があると、自分はやりやすいです。

——「どうでもいい」というと投げやりにも聞こえますが……。

気になることを全部捨てて、今起きていることだけに集中しようという意味で、「もうどうでもいい!」「なんでもいい!」「オッケーオッケー!」って心の中でつぶやくんです(笑)。

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——「撮影現場で緊張しない」とお聞きしたのですが、そうやって肩の力を抜いているからアガらないんですか?

それが最近、アガるようになったんですよ(笑)。特に『マイダイアリー』は、NGを出して、2回目のテイクのときは、もう心臓がバックバクで、「やべぇ!」となってます。そこは最近変わったところかもしれないです。

——責任感がより強くなったのかもしれませんね。『マイダイアリー』を、視聴者にはどのように楽しんでもらいたいですか。

すごく優しい作品なんですよ。出てくる人みんなが優しさを持っている作品なので、癒されるんじゃないかなと。あと、キャラクターのバックボーンを感じさせつつも、あえて作品のなかで描いていなかったりするので、「この人はどんな人なのかな」「このときどう思っていたのかな」と、想像して楽しんでいただける作品じゃないかなって思います。

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——この作品を経て、望月さんはどういう役者さんになりたいですか。

真ん中(主演のポジション)に行きたいです。脇もいいけど、真ん中で、ずっとお芝居をやっていけるような人になりたいです。

取材・文/泊 貴洋

【第3話あらすじ】

恩村優希(清原果耶)の部屋に仕事帰りの白石まひる(吉川愛)が訪ねてくる。一緒に料理をし、夕食を食べ、何気ない会話の中で徳永広海(佐野勇斗)との事に触れるなど、気を許し合う仲ならではのリラックスした時間が流れる。そして、優希の口からはついあくびが。その姿に懐かしさを感じるまひる。そんなまひるにつられて、優希も人生の日記を読み返す…。

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――2年前の7月。優希、長谷川愛莉(見上愛)、和田虎之介(望月歩)、広海の4人が、大学の空き教室でテスト勉強をしている。その中に、まひるの姿はない。メンズアイドル『F1RST SENSE』の推し活に励むまひるは、ショッピングモールで観客もまばらなステージに立つ彼らのライブを鑑賞中なのだ。

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その日の夕方、ファミレスに集結した5人は、虎之介の提案で夏休みに5人で遊ぶ計画を立てることに。動物園、水族館など、行きたい場所を口々に挙げ盛り上がる4人。しかし、まひるは、虎之介と広海を交えて出かけることにためらいを感じてしまう。その理由を、「二人の前であくびができないから」と優希と愛莉には告げるが…。

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その夜、まひるの最推しメンバー、RIM様(RIM)が突然の『F1RST SENSE』卒業を発表!まひるはショックを受けつつ卒業公演のチケットを購入するが、それがオンラインチケットだと知った優希と愛莉は、まひるの行動を不可解に思い…。

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ドラマ「マイダイアリー」は、ABCテレビ・テレビ朝日系列で毎週日曜よる10時15分から放送。放送終了後、TVer、ABEMAで見逃し配信。

番組情報

マイダイアリー
2024年10月20日スタート!  毎週日曜よる10時15分~

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