テレビ初公開!大阪・関西万博“チェコパビリオン”「魔法にかけられたような美しい国」の魅力がギッシリ!その全容は…?

©️ABCテレビ

大阪・関西万博の開幕まであと半年。“万博の華”と言われる海外パビリオンですが、その多くがいまだベールに包まれたままです。そんななか、「チェコ共和国」のパビリオンの展示内容がいち早くお披露目に!一体、どんなものなのか?テレビ初公開となるその全容をABCテレビが現地取材しました。

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ヨーロッパの中央に位置し、“魔法をかけられたような美しい国”と言われるチェコ共和国。首都のプラハは、街全体が世界遺産で、世界で最も古く、最も大きな城「プラハ城」など、あらゆる時代の建物が建ち並び、年間およそ700万人の観光客が訪れています。

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そんなチェコの魅力を詰め込んだパビリオンを一足早く体験できるのが、プラハ市内にある施設。ここは最新のVR技術でパビリオンを体験できるとのこと。チェコの万博関係者に向けた施設ですが、取材班も特別に体験させてもらいました。

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VRゴーグルをつけると、さっそく目の前に現れるチェコパビリオン。チェコの伝統産業であるボヘミアンガラスと木材でできた螺旋状の美しい建物です。

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中に入ると、見えてきたのはレストラン。ここでは伝統的なチェコの家庭料理や、チェコのビールも提供されるそう。高品質のホップと水に恵まれた、味わい深いチェコビールが楽しめるのもパビリオンの醍醐味です。

【動画】チェコはビールの1人あたりの年間消費量がなんと30年連続世界一!

レストランの横にある螺旋通路には、世界的に有名なチェコ出身の画家、アルフォンス・ミュシャの作品のレプリカなどアートがズラリ。通路を上がっていくと、外に大屋根リングが見えてきました。ガラス張りの建物とあって、周りの会場の様子がキレイに見渡せます。

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さらに進んでいくと、200人ほどが入れるイベントホールが。こちらでは、チェコの音楽家による本格的なコンサートが予定されています。そして屋上には、会場の景色を楽しみながらチェコビールが飲める開放的なスペースも。ここはパビリオンに出展する企業のビジネスミーティングの場になるそうです。

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続いて取材班が向かったのは、パビリオンで最新テクノロジーを紹介する予定のチェコの企業「エルマルコ」。髪の毛のおよそ200分の1のナノファイバーを製造する機械を開発している会社です。

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実は、ナノファイバーの製造技術に特化した研究機関が多くあるチェコは、ナノテクノロジー分やで世界のリーダー的存在。汚れた空気や水を濾過するシートなどの工業製品、人工皮膚の代替え品や人工血管など医療の分野にも応用が進むナノテクノロジーをはじめとした先進的な自国企業の技術を、チェコ政府は万博で発信したいとしています。

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現在、舞洲の万博会場で建設中のチェコパビリオン。チェコと日本の職人がチームとなって作業を進めています。外壁を覆うガラスはチェコで造られ、10月末か11月には日本に第一便が到着予定です。

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ほかの資材と比べて耐震性の低いガラスで複雑なデザインの建物を造るのは難しいといいますが、チェコ側の熱意とすばらしいデザインに突き動かされたという大阪の施工会社の社長は「やりがいを感じる」と笑顔。完成予定は万博開幕直前の来年3月です。

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大阪・関西万博のチェコパビリオンの全容は10月10日(木)放送の『newsおかえり』(毎週月曜〜金曜午後3:40〜)の特集コーナーで紹介しました。

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