芸歴19年目・ラフ次元の初冠ラジオ!『ツギハギ水曜日』初回レポ

ABCラジオで9月30日(月)からスタートした平日夜ワイドの新番組『ツギハギ』。ニュース、音楽、失敗談などなどパーソナリティーとリスナーの気になる”かけら”を繋ぎ合わせて、個性ある番組を作り上げるラジオプログラム“ツギハギ”。ミュージシャン・アナウンサー・芸人など、異なるバックボーンのパーソナリティーが日替わりで登場。それぞれの個性をツギハギし、新しい夜をデザインする。

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水曜日担当・ラフ次元による『ツギハギ水曜日~ラフ次元の遅咲き19BLUES~』初回放送が行われたスタジオに、ABCラジオ『真夜中のカルチャーBOY』でもお馴染みのライター・鈴木淳史が密着した。

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『ツギハギ水曜日~ラフ次元の遅咲き19BLUES~』は、お笑いコンビのラフ次元が担当。今年春、結成16年以上のコンビが競うお笑い賞レース『THE SECOND ~漫才トーナメント~2024』で初の決勝に進出した彼らが、苦節19年で初めての冠ラジオ番組を獲得して、ラジオスターを目指していく。塾講師で培った雑学やパパならではの育児トークから中堅芸人のお仕事裏話などなど、芸歴19年で培った話術で共感必須のブルーストークを展開。遅咲き芸人のトークを聴いて、皆さんの日常が少しだけユーモアになれば幸いというコンセプト。

という事で記念すべき第1回目である10月2日(水)、ABC朝日放送ラジオでの生放送を観に行く。夜9時15分生放送開始だが、梅村賢太郎・空 道太郎共に5分前にはスタジオに入って、台本やメールに目を通している。流石に芸歴19年目で共に40代で子持ちなだけあるドッシリとした雰囲気。生放送が始まっても、ふたりは慌てず焦らずゆっくりと喋っていく。梅村の実家が大金持ちでゴールデンレトリバー22匹を飼っている話や某ラジオ番組から出資をお願いされた話など鉄板ネタが続く。にも関わらず、本番前のマイクチェックではマイクとの距離感がわからずに恥ずかしい想いをしたなど初々しさもある。放送作家も含めて初ラジオレギュラー番組な面子が揃う座組だが、それにしても、ふたりの喋りが緩やか穏やかで耳心地がとても良い。

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『遅咲き19BLUES』というサブタイトルについても話されたが、言わずもがな安室奈美恵の名曲からであり、自身たちが19年かかって初ラジオレギュラー番組を獲得した事から、より長く愛してもらえるようにという気持ちが込められているという。月曜日のヤ―レンズも同期という事もあり、やはりファーストサマーウイカが月曜日に生登場した事についても触れられる。チョコレートプラネット・パンサ―向井・シソンヌ・すゑひろがりず・アインシュタイン稲田・祇園など錚々たるメンバーが同期たちであり、全員がラジオ番組を経験している。そんな事もあり、ABCラジオでの初打ち合わせ時には気合いが入りすぎて、近くの駐車場で互いに漫才衣装に着替えてから挑んだという話も明かされた。ヤーレンズが京セラドームでのイベント、超能力戦士ドリアンが甲子園球場での始球式を目標に挙げたことに次ぐ、ラフ次元の2人の目標としては、難波の劇場であるZAZA POCKETSと何ともコンパクトな場所が掲げられたのも御愛嬌!

初冠番組&初生放送番組で緊張している事から、メールテーマは『最初で緊張した事・失敗した事』。Xの番組ハッシュタグは、お世話になっている先輩のメッセンジャー黒田が『半年続いたらノーギャラで出るわ!』と言った事から、「#ノーギャラ黒田さん」になりかけるも最終は「#ツギハギ」に! 

遅咲きリスナーというリスナー名称も生まれたが、コーナーも遅咲きならではなのか、『中堅のブルース』・『ファミリーのブルース』など哀愁が感じられたし、番組自体も明るく楽しい哀愁に満ちたものになっていた。余談だが、雑学好きの梅村が遅咲きは大器晩成という意味もある事を披露していた様に、晩成であろうと、ファミリー持ちの中堅ふたりが大器へと成り上がっていく姿を見届けられるラジオな気がしてならない。

(取材・文/鈴木淳史)

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『ツギハギ水曜日~ラフ次元の遅咲き19BLUES~』初回OAの様子は、10月9日深夜までradikoタイムフリーで聴くことができる。

番組情報

ツギハギ
ABCラジオ 毎週(月~木)よる9時15分~11時30分

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