岩田剛典にプライドを打ち砕かれ…「昔からみんなにチヤホヤされて」THE RAMPAGE・山本彰吾の運命が変わった10年前
「昔からみんなにチヤホヤされていた」と語る、16人組ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下「THE RAMPAGE」)のパフォーマー・山本彰吾。山本のプライドを打ち砕きつつも強烈に魅了し、彼をアーティストにしたきっかけは、岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)だった。
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山本は、キレのあるダンスが魅力の叩き上げパフォーマー。小学生の頃からストリートで独自にダンススキルを磨き、高校生の頃にはダンススクールの講師を務めるレベルになったという。「(地元の)岡山の中だと、昔からみんなにチヤホヤされていた感じがあるし、自分でもその自信があった」と、山本は上京前について振り返った。
高校卒業後はアーティストではなく、上京してバックダンサーへの道を目指していた山本。そんな彼の運命を変えたのは、2014年に行われた「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION(以下「PBA」)」だった。山本はこのオーディションに、「高校3年生の思い出として」「東京のダンサーが見られるから」という軽い気持ちで参加した。
PBAには、すでに三代目 J SOUL BROTHERSで活躍していた岩田剛典のほか、GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下「GENERATIONS」)のメンバー、のちにTHE RAMPAGEのメンバーになるダンススクール「EXPG」の生徒たちがいた。彼らと熱量も環境も異なる山本は、完全にアウェイ状態。山本は当時、「自分の気持ちと、(みんなに)ついていけない悔しさがすごくて、『マジで帰りてぇ』って親に連絡した」という。
しかし、山本の気持ちは岩田のおかげで次第に変化した。山本いわく当時の岩田は、「多分俳優もやられながら、三代目のアリーナツアーもやりながら、PBAもやりながらの時期だった」とのこと。そんな超多忙な中でも、岩田は課題を100%のクオリティでクリアし、ずっと輝いていたという。「(岩さんの)その姿に心を打たれつつ、心を折られつつみたいな。あ、こんくらいの人がアーティストになるんだって」と、山本は当時の心境を明かした。
さらに山本は、ライバルであるはずのGENERATIONSのメンバーにも助けられたのだとか。こうした先輩たちの行動によって、山本は「ダンスだけじゃない、自分の人間性も全て負けている」と悔しくなり、そこから自分の中にある「アーティストになりたい」という気持ちに気付いた。残念ながら彼はPBAで落選したものの、今ではTHE RAMPAGEのメンバーだ。「岩さんとGENERATIONSのみなさんに心を打たれて折られたから、自分が今パフォーマーとしてここまでの熱量で存在できる」と、山本はまっすぐな瞳で語った。
運命を変えたPBAから早10年。今や山本は、ライブ演出や構成をはじめ、THE RAMPAGEのクリエイティブ面を牽引するグループの参謀長だ。「THE RAMPAGEのかっこよさみたいなのは、やましょーとかがちゃんと考えてくれている」「やましょーさんがいないと、ライブは作れていない」などと、メンバーは彼に絶大な信頼を寄せている。
なお、山本のこのインタビュー映像は、9月15日深夜に放送された番組『Rising Sun ~後戻りはしないOne Way Road~』で公開された。