シンガーソングライター・眉村ちあきが初登場!深夜の緊急ロングインタビュー『真夜中のカルチャーBOY』
シンガーソングライター・眉村ちあきへの深夜のロングインタビューの様子はradikoタイムフリーで!(7月7日28:59まで)
毎週金曜日の深夜2時からお送りしている深夜の音楽カルチャー番組「真夜中のカルチャーBOY」。この番組では、ライター・インタビュアーとして活躍する鈴木淳史が音楽・映画・テレビ・演劇など、実に多種多様なカルチャーを独自の目線で毎週解説しています。
6月30日の放送では、シンガーソングライターの眉村ちあきさんをゲストにお迎えして、番組恒例「真夜中の緊急インタビュー部屋」を開催。テレビ番組『ゴッドタン』に出演の際、即興ソングを披露したことで一躍有名になった眉村さんは、シンガーソングライターだけでなく、ラジオパーソナリティや会社経営者としての顔もお持ちです。彼女のブレイクのきっかけとなった『ゴッドタン』についての話題からインタビューは始まりました。
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鈴木:時間軸で言うと、僕が眉村さんに初めて出会ったのは2018年で。テレビで『ゴッドタン』を観ていた時に、スナックという設定で芸人さんたちがいろいろと相談をして、最後に相談内容を眉村さんが即興で歌にするっていう企画で。
僕は『ゴッドタン』が大好きなんですけど、いい意味でバラエティだと思っていて。何気なくソファーで寝っ転んで観ていたら、その即興の歌がただ単に面白くて楽しいだけじゃなくて、すごくメッセージというか哀愁があって。なんか泣けたんですよね、グッときて。
眉村:あの時は本当に頭が真っ白というか、ガチで1秒も考える時間がないというか。現場は「眉村さんOK次第で始めます」っていう感じなので、私にすべてがかかっているじゃないですか、(収録が)進むか進まないかが。だからもう気まずいから「あ、大丈夫です」って言っちゃうんですよ。
「えっ!ヤバい何も思いついてないのに大丈夫って言っちゃった……」ってなってたら「じゃあ始まりま~す」って始まって、ジャーンって弾き始めて、「ヤバい! 何も考えてない!」っていうのがいつもの即興ソングの脳内で。ずーっとパニクってるって感じです、実は。
鈴木:いろいろインタビューを読んだら、別に即興ソングがスーパー得意とか、得意で売ってたとかそういう感じじゃなかったんですよね。
眉村:そうですね。別にしゃべるのと歌うのではあんまり境目がないと思っていて。ライブのMCでも「おはようみんな、今日は来てくれて、ありがとう~♪」って、そのままMCが気づいたら曲になるのをよくライブでやってたから、みんなできることだって思ってたし、「お題をもらって即興で曲をやる」っていうかしこまった形でやったことはあんまりなかったし。だからびっくりしました、評価されていることに。「あ、これって褒められることなんだ」みたいな。
鈴木:僕もそうですけど、観た人からの反響は多分ものすごかったと思うんですよね。
眉村:すごかったですね。『ゴッドタン』のおかげで、ライブに来てくれるお客さんがすごく増えて。「『ゴッドタン』で観て来ました」って直接声かけてもらって、テレビってすっげー! って思いました(笑)。
そのあとに即興ソングのオファーがありがたいことに増えて。おもしろ系の即興ソングとか、別に笑いを取ろうと思ってやってたわけじゃないから、自分も。「お題もらって曲作るお姉さん」ではないじゃないですか、普通に曲作ってるだけなんで。
鈴木:そうですね。
眉村:だから「即興ソングの人だ」って言われるのがちょっとモヤっとしてたというか。だから一時期ゴッドタン以外のオファーは断ろうかなって思っていた時期もあって。「静かにちゃんと曲聴いてくれ!」みたいな時期もあったんですけど。今も「即興ソングやってよ!」みたいな軽いノリのやつは、嫌だ!って言ってます。
鈴木:多分ゴッドタンの環境も良かったんでしょうね。ちゃんと敬意があるというか。
眉村:そうですね。確かに、実際に話を聞いて歌ったから想像が膨らませやすいというか。
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5月に5thアルバム『SAI』をリリースし、7月17日(月・祝)には大阪・BIGCATにて全国ツアー『CHIAKI MAYUMURA Tour “一切合SAI”』の大阪公演を控える眉村さん。番組では約40分のロングインタビューを通して、『SAI』に収録された楽曲にこもった熱い思いはもちろん、アーティストとして数々のインタビューを受ける中で気付いたという「言語化と伝え方」についての話題や、眉村さんが静かに燃やす”ライバル心”など、シンガーソングライター・眉村ちあきの独特の世界観を掘り下げています。
放送の様子は7月7日までradikoタイムフリーで聴くことができます。