兵庫が誇る国宝・姫路城の白壁には、「イタズラか？」「一体誰がこんなことを？」と思うような、錆びた釘が無数に刺さっている。この釘の謎を、A.B.C-Zの塚田僚一とABCテレビの古川昌希アナウンサーが大調査する……はずが、まさかの事件が勃発！　塚田がある理由から現場に駆けつけられず、古川アナはたった1人で謎に迫るが……!?

【動画】「ちょっと馬鹿にしている？」とスタジオ一同ニヤニヤするが……古川昌希アナ、相方・A.B.C-Z塚田僚一と奇跡的に以心伝心！

国宝であり、日本で初めて世界文化遺産となった姫路城。その壁に、なぜ錆びた釘がいくつも刺さっているのか？　この謎を塚田と古川が調査しようとしたところ、アクシデントが発生！　なんと、大雨の影響で新幹線が止まり、塚田がまだ兵庫に着いていないのだ。ひとまず古川アナが電話で謎を伝えると、塚田は「誰かのイタズラじゃないんですか？」と返答。いつもよりテンションが低めな塚田に、古川アナやVTRを見守るスタジオ一同は笑った。

仕方がなく1人で調査を開始した古川アナは、問題の無数の錆びた釘を、天守閣西側の「百間廊下」で発見！　百間廊下は、城外からの攻撃に対する防御機能があり、お城の守りの要というべき建物。天守閣にも同様の釘が刺さっていないか調査を進めた古川アナは、天守閣内部で壁に刺さった似たようなものをたくさん見つけた。それは、武器を掛けておくための「武具掛け」と言われるもので、古川アナは、百間廊下の釘も「武具掛けと同じように武器を掛けるためのもの」と考察した。

調査開始から1時間30分後、古川アナは遅れてきた塚田と合流し、姫路獨協大学の道谷卓先生に考えを確認することに。しかし、武器は釘の謎に関係ないことがわかった。道谷先生によると問題の釘は、「（姫路城が持つ）難攻不落の名を揺るぎないものにしたと言っても過言じゃない」そうだ。さらに彼は、「白鷺橋周辺をよーく見てください」「“ベールに包まれた”謎が解ける」と、古川アナや塚田にヒントを出した。

白鷺橋へやってきた古川アナと塚田は、橋の近くで「陸軍省」という石碑を発見する。さらに、姫路の街が第二次世界大戦で空襲の被害を受けていたことを知った。2人はこの情報をもとに、問題の釘は「（戦国時代だけでなく）第二次世界大戦のときにも姫路城は難攻不落の城だったんじゃないか。黒布のようなものを掛けて、白すぎる城を隠して、例えば夜の空襲から見えにくくした。その残りがあの釘なんじゃないか」と結論付けた。

古川アナと塚田の最終予想は、なんと100点満点中100点の大正解！　道谷先生いわく、明治時代以降、姫路城を中心にして陸軍の拠点があったそうだ。白くて目立つ姫路城が空襲の標的にならないように、人々は白壁に釘を打ち、黒く染めた“偽装網”を掛けたとのこと。戦国の戦でも近代の戦争でも陥落しなかった姫路城は、正真正銘の難攻不落の名城だった。

なお、姫路城壁の釘の謎は、情報番組『newsおかえり』の人気コーナー「古川×塚田のなんでやねん!?」9月10日放送回で紹介された。『newsおかえり』は、毎週月曜～金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ。