「ドローンで見にいく謎の島」長崎県の無人島・藪路木島 80歳の元島民が大きな後悔・・・50年以上前に島を離れて、「一度も島を訪ねていない」

島国・日本の海上に数多ある無人島。その中から、気になる島の謎を解明すべく、ドローンで上空からの様子を調査し、地元の方々への聞き込み調査を経て、実際に島へと上陸して探険する無人島アドベンチャー・バラエティABCテレビ「ドローンで見にいく謎の島」 

©️ABCテレビ

調査へと向かったのは、日本で島が最も多い都道府県である長崎県。中でも、五島列島の付近は島の密集エリアだ。その中から、気になる無人島らしき島を探し出し、まずは対岸にある最寄りの集落からドローンを飛ばして上空から調査を開始する。島全体に木々が生い茂っており、今は住んでいる気配が全くないものの、整備されていたであろう波止場や、船の残骸らしきものが見つかる。

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その無人島の名は藪路木島。地元の住人へ聞いてみるが、「よく知らない」という人ばかり。そこで、役場で詳しく調べることに。しかし、40~50年ほど前に島民が島を出てから無人島になったということ以外は、記録が残っていないという。

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そこで、番組スタッフはドローンオペレーターとともに船に乗り込み、島に近づいて再びドローン調査を敢行。より細やかに藪路木島を調査していく。すると、現在は人が住んでいる気配がまったくないものの、朽ちた鳥居のようなものが確認できた。さらに、海から続く洞穴があり、中には鍾乳洞のような光景が! 港があり、かつて人が暮らしていた痕跡が確かに残っている藪路木島。なぜ人がいなくなってしまったのか…?

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調査を続ける番組スタッフは、藪路木島の元島民へのコンタクトに成功し、直接話を伺えることに。かつて36軒ほどの家屋があり、島では農業と漁で生活をしていたという男性(84)。しかし、時代の変化とともに経済的に苦しくなり、若い世代が結婚をして島を出ていく中、1972年を最後に島民全員が藪路木島を離れたのだという。

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その後、藪路木島で暮らしていたというもう一人の男性(80)を紹介してもらうとさらなる事実が判明! かつて江戸時代の藪路木島には、島民の暮らしを守るため、代官所からのお達しに自らの首と引き換えに不服を申し出、島を救ったとされる中山四右衛門の伝承があり、今も島には「中山四右衛門翁碑」も残されていることもわかった。

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実は、その中山四右衛門の伝承を島の長老たちから話を聞き本にまとめ、藪路木島独自の方言集も自費出版したという男性。50年以上前に島を離れて以降、一度も島を訪ねていないことに、また離れてしまった自体に大きな後悔を抱き続けていたそうだ。男性が語る藪路木島への想いから、島に秘められた知られざる歴史が紐解かれていく…。

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そしていよいよ、上陸許可を得たスタッフは、藪路木島に残る石碑を探す調査に乗り出す。ドローンでの映像では、あまりにも木々が生い茂り、島の様子が一切わからなかったが、果たして、男性の語る石碑を見つけることはできるのだろうか…。

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「ドローンで見に行く謎の島」は、ABCテレビ・テレビ朝日系列で8日(日)ごご7時58分から放送。TVerでも無料見逃し配信。

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番組情報

ドローンで見にいく謎の島
9月8日(日) よる7時58分~8時56分

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