最上階は25億円!話題の“うめきた高級タワーマンション”プロジェクトを支える、入社2年目の現場監督に密着!
思わず推したくなる人たちのお仕事に密着する「#推しごと拝見」。今回は、タワーマンションの現場監督を務める女性の1日をのぞいてみました。巨大プロジェクトを縁の下で支える彼女の“推しごと”とは?
大手ゼネコン「竹中工務店」入社2年目の岸日和さん(25)。建設現場の監督部門に所属し、決められた期限までに作業が進んでいるか、施工に不具合はないかなどを検査する役割を担っています。
そんな彼女の職場は、9月に先行街開きを控えるJR大阪駅北側の「うめきた2期エリア」。北街区に建設中の超高層マンション「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」を担当しています。
地上46階、総戸数484戸。販売価格は最低でも1億円前後からで、まるで王宮のようにラグジュアリーな最上階の価格は、関西では最高額の25億円!「こんなに大きな物件を任されることってなかなかない。誇りに思っています」と岸さん。話題のマンションとあり、大きなやりがいを感じているといいます。
午前8時からの朝礼を終え、岸さんが向かったのは、まだ床や天井を張る前の住戸。生活に欠かせない、床下の水道やガスの配管が正しく取り付けられているかをひとつひとつチェックしていきます。床を施工してしまえばめくることはできないので、「今この場でしっかりチェックするのが大事」。岸さんの表情も真剣そのものです。
午前10時、岸さんは5年上の先輩・萬田雄己さん(30)と一緒に完成間近の住戸へ。洗面所やトイレ、洗濯機置き場などの設備を見て回り、40カ所以上の点検項目をチェックしていきます。岸さんがこの作業をするのは今日が始めて。萬田さんにやり方を教わりながら、慎重に検査を進めていきます。
【動画】「うめきた事務所」は4割が女性。仮設のトイレや空調ファン付き作業服など作業環境も整い、「女性の社員も増えた」と萬田さん。
そんななか、ほかのマンションにはない部屋がある!岸さんが案内してくれたのは、28戸限定の「カーギャラリー付き住戸」。エレベーターで部屋まで上げた自分の愛車を、リビングにいながら眺められる特別なお部屋はまるでショールームのよう!ちなみに、すでに完売しているそうです。
午後0時、昼休憩のために向かった事務所はなぜか真っ暗。聞けば、昼食のあとは“お昼寝タイム”だそう。建設現場の仕事は体力勝負。午後も安全に作業ができるよう休憩中に睡眠をとって体力を回復させるのが、こちらの職場のリーティーン。岸さんもしばしお昼寝です。
午後からは、パソコンで書類の作成。さらに現場に戻って廊下部分の配管やケーブルなどを点検と、終業時間の午後5時半までお仕事は続きます。
日曜日、岸さんがやってきたのは京都祇園で30年続く割烹店。実はこちら、彼女の両親が営むお店なのです。お父さんが腕を振るう、お店の名物の釜飯を味わう岸さん。つかの間の休日、親子水入らずで過ごす時間が岸さんのパワーの源です。
入社2年目ながら巨大プロジェクトを任される岸さん。関わる多くの人たちとコミュニケーションを取りながら、ひとつの“作品”を作っていくことに「すごくやりがいを持っています」と話してくれました。
現場監督のお仕事密着は7月18日(木)放送の『newsおかえり』(毎週月曜〜金曜午後3:40〜)「#推しごと拝見」コーナーで紹介しました。