「ポツンと一軒家」約60年前、秋田の地に嫁いだのは19歳のとき!?花嫁衣裳を着て、田んぼのあぜ道を歩いて嫁入り・・・

秋田県の豪雪地にあるポツンと一軒家での一人暮らし。“不便”ながらもゆったりと時間を重ねていく女性の生き方に、ゲスト・西岡德馬、生田絵梨花も“人生の豊かさ”を改めて考えるきっかけに…?

18日(日)放送の「ポツンと一軒家」は、秋田県でポツンと一軒家を発見。一軒家の左右に美しく手入れが施された田んぼが並んでおり、その田んぼ沿いには道が続いている。整備された田んぼが印象的だ。西岡は「秋田県でしょう。あきたこまちを作っておられて、美味しいきりたんぽを作っていらっしゃると思いますよ」と、秋田名産のお米から予想していく。生田も「秋田はいぶりがっこも有名ですよね。大根も作って、燻してらっしゃるといいですね」と秋田の名産を予想に持ち出し、衛星写真の情報から暮らしぶりに想像を巡らせていた。

©️ABCテレビ

秋田空港から車で走り続けること1時間以上、山がすぐそばに迫る田園風景が広がる集落へと向かった捜索隊。住人の男性(87)に声をかけると「衛星写真で見てもわからないですね」と笑いつつも、「このポツンと一軒家のある山の中というのは、かつては50軒ほどの集落だったんです。今では、暮らしておられる家は1軒だけです」との説明が。

当初向かっていた一軒家も25年前から空き家であることが判明…だが、今も女性が一人で暮らしているという一軒家を教えてもらえることに。さらに、「案内してもいいよ!」という男性の厚意を受け、捜索隊は男性とともに新たに情報を入手したポツンと一軒家を目指す。

山沿いに広がる田園風景、その田んぼ沿いの道を延々と進んでいくと、田んぼ越しに寄棟屋根が印象的な古民家が見えてきた。山間の谷に沿って森を切り裂くように切り拓かれた敷地に、田んぼが並ぶ美しい風景のなか、まさにポツンと家が建っていた。
「そういえば、ここはポツンと一軒家ですね」と笑いながら出迎えてくれたのは82歳の女性。24年前にご主人を病気で亡くされてから、この地で一人暮らしをしているという。女性がこの地に嫁いできたのは60年ほど前、19歳の時だったという。

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花嫁衣装を着て、田んぼのあぜ道を歩いて嫁入りした当時を振り返り、「当時は未舗装で泥まみれのあぜ道で。文金高島田が汚れないようにと、モンペと長靴を履いて。こんなにも歩くとは思いませんでした」と、嫁いだ当時は複雑な気持ちだったとか。だが、亡きご主人が好きだったという山菜料理を捜索隊に振る舞いながら、この地での暮らしぶりを語る。

築100年という趣のある母屋だが、この地は豪雪地。「冬場は寒さが厳しく、室内でも上着が必要なほど」だと語り、現在では寒さの厳しい冬場は、東京にある息子の自宅で2拠点生活をしている。だが「なんでもある便利な東京で暮らすよりも、この家で体を動かしている方が落ち着くんです」という女性。静かな山の中で不便ながらも、ゆったりと重ねていく時間は、この地でしか感じえないものだという。

スタジオでじっくりとVTRを見つめていた生田は「生き方の豊かさは、こういうところにあるんだなと、すごく感じました」と語り、西岡も「改めて生きがいを感じることのできる豊かな生き方、というものを深く考えさせられました」と、今回のポツンと一軒家での暮らしぶりに感銘を受ける。

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ABCテレビ・テレビ朝日系列で「ポツンと一軒家」は、毎週日曜ごご7時58分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。

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