【夏の甲子園】伝説の決勝戦延長再試合。斎藤佑樹・田中将大の2日間にわたる熱戦。第88回大会決勝【スカイA】

8月1日(木)に開場100周年を迎えた阪神甲子園球場。スカイAでは阪神甲子園球場100周年を記念して、夏の高校野球過去大会から懐かしの試合を、「夏の甲子園~熱闘の系譜~」としてプレイバック放送!人々を熱狂、興奮、感動させたあの夏を、もう一度ご覧ください。

2006年8月21日 第88回大会決勝 
 早稲田実(西東京)4-3 駒大苫小牧(南北海道)
 決勝戦引き分け再試合

この年、高校球界で“世代最強”と言われていたのが駒大苫小牧のエース、田中将大だ。2年夏には優勝投手となり連覇を達成。最後に投げたボールは150キロを記録している。しかしこの大会での田中は体調不良から本来の調子を欠き、何とか決勝に進出してきたという状態だった。

©️野球太郎

そんな田中を尻目に一気に大会の主役へ躍り出たのが早稲田実の斎藤佑樹だった。2回戦で大阪桐蔭の中田翔から3三振を奪うと、その後も快投を続けた。

©️野球太郎

1対1で引き分けとなった決勝戦の1試合目も田中は先発を回避し、斎藤は15回を1人で投げ抜いている。迎えた再試合でも最後まで斎藤のボールは勢いを失うことはなく、8回まで相手打線をわずかヒット4本、1点に抑え込む。しかし駒大苫小牧も9回に3番の中沢竜也が2ランを放ち、1点差に追い上げる。そしてツーアウト後、迎えた打者は2試合を投げ合ってきた田中。最後は渾身のストレートで三振を奪い、2日間にわたる熱戦に終止符が打たれた。ちなみに甲子園大会も2021年春から延長タイブレーク方式を導入。決勝戦で延長再試合が行われることもなくなった。(スポーツライター西尾典史)

放送日時:8/5(月) 19:00~21:15

いよいよ8月7日(水)から始まる「夏の甲子園」。7月30日には聖カタリナ学園(愛媛)が夏の甲子園初出場を決め、第106回全国高校野球選手権大会に出場する全49の代表校が出そろいました。スカイAでは全試合録画放送!こちらもぜひご覧ください。

番組情報

阪神甲子園球場100周年 夏の甲子園~熱闘の系譜~
8/2(金)3(土)4(日)5(月)6(火)午後7時00分~

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