夫と長女に先立たれた95歳女性、空き家の『ポツンと一軒家』に月一で帰ってくる理由は…

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熊本県の山奥にポツンと佇む一軒家には、今は誰も住んでいない。しかし、1ヵ月に一度だけ、元住人の95歳女性とその娘が、ある理由でやってくる。山を下りて麓町で暮らしながらも、空き家の“ポツンと一軒家”を守り続ける家族に胸が熱くなる……。

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熊本県の“ポツンと一軒家”にかつて住んでいたのは、4人の娘がいる農家一家だ。娘たちが全員独立した後も、夫婦はポツンと一軒家で仲睦まじく暮らしていたが、8年前に転機が訪れた。夫が病気を患い、86歳で他界したのだ。妻は、夫亡き後も1人でしばらくポツンと一軒家に住み続けたが、95歳の現在は山を下り、四女宅で同居している。

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麓町で暮らしている母と娘だが、1ヵ月に一度だけ空き家のポツンと一軒家を訪れる。目的は、掃除をして家の状態を維持し、仏壇に線香をあげるためだ。立派な仏壇には、95歳女性の夫だけでなく、65歳でこの世を去った長女の遺影もあった。

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住み慣れた自宅で昔話をする95歳女性は、なんだか寂しそうだ。夫の話では、特に瞳が潤んでいた。「もうちょっと長生きしてくれたら、よかったんですけど」「私が長生きしすぎる。2人だったら、夫がまだ生きていたら、ここ(山)から下りはしなかったと思います」という彼女の言葉に、胸が苦しくなった視聴者は多いだろう。

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感極まった95歳女性だが、普段は年齢を感じさせないくらい元気いっぱい。「私、足が悪いもので……」と言いながらも、四女の手を借りずにスタスタ歩くのだ。ちなみに空き家のポツンと一軒家には、95歳女性の他の娘や、その夫も頻繁に訪れて家の整備をしてくれる。優しい家族に支えられ、亡き夫の思い出を胸に、95歳女性は命が尽きるまで山へ通い続けるだろう。なお、この感動的なエピソードは、バラエティ番組『ポツンと一軒家』7月21日放送回で紹介された。

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