7月13日（土）に放送された『吾輩は芸人である。』で、令和の時代ならではの“二刀流芸人”が紹介された。

『吾輩は芸人である。』は、芸人養成所「NSC」を首席で卒業した“首席芸人”のその後を、MCの銀シャリ・橋本直と私立恵比寿中学・安本彩花が見届けるドキュメントバラエティ。3回目の今回は、2022年に卒業したNSC大阪44期の首席コンビ「宛先プレーン」にスポットを当てる。

同期171組の頂点に立った卒業ライブでは、審査員を務めたザ・プラン9のお〜い！久馬が「2人の発想に悔しさを感じた」と嫉妬した才能あふれるコンビ。芸歴3年目の現在は、関西の若手芸人がしのぎを削る「よしもと漫才劇場」で活動しているという。

カメラはまず、ツッコミ担当・たかまんの日常に密着。朝8時、スーツ姿で現れたたかまんに「もうスーツ着てんの？」と驚く橋本。漫才の衣装と思ったようだが、さにあらず。実はたかまん、昼間はサラリーマンとして広告代理店で働きながら芸人活動も続ける“二刀流芸人”なのだ。

大学卒業後に就職するも、好きなお笑いをあきらめられず、27歳でNSCへ。一方、会社では営業成績が全国3位で、27歳で“課長”、31歳の現在は“上席支店長代理”と着々と昇進。安本は「こっちでも“首席”なんですね」と圧倒されるばかりだ。

【動画】大阪市内の“職場”にカメラが潜入するも「一切ふざけられない」とたかまんは困り顔!?

さらに番組では、彼の気になる年収も直撃。たかまんいわく、芸人としての年収は10万円にも届かないが、会社の給料を合わせると、なんと「810万円」。貯金額は「4ケタ」と若手芸人らしからぬリッチぶりを明かし、橋本が「誰が好きになれるねん！」、安本も「イヤですよね〜（笑）」とジェラシーを露わにするひと幕も。

そんな異色の芸人・たかまんの相方でボケ担当の荒木は、芸人ひと筋。こちらはバイトを2本掛け持ちしても「生活はギリギリ」の収入という。暮らしぶりは正反対ながら“漫才”という同じ夢に向かう2人。安本は「今の時代がとても詰まってる」と感慨深げに見守った、宛先プレーンのリアルな“今”をカメラが追う。

なお、『吾輩は芸人である。』は、6つの15分バラエティー番組がトーナメント戦で火花を散らす『ちょいバラトーナメント』（毎週土曜 深夜1:00〜）枠で放送中。1時間のスペシャル枠獲得をかけた視聴者投票には、番組HPより参加できる。