26歳で脊髄損傷、2年後に見合い結婚… 雲海の『ポツンと一軒家』老夫婦の関係にあこがれる!
埼玉県の山奥の頂上付近にポツンと佇む一軒家には、76歳の夫と74歳の妻が仲睦まじく暮らしている。夫は26歳で脊椎を損傷した過去があり、その2年後に、妻と見合いで結婚した。年を重ねても感謝し合う仲良し老夫婦に、ほっこりさせられる……!
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夫婦が暮らす山頂付近の“ポツンと一軒家”では、一面に広がる美しい雲海が見られる。ここは、夫の生家。彼の先祖は、江戸時代から続く一族の分家の人間だという。
そんなポツンと一軒家に生まれて、高校卒業後から31歳まで実家の農業を手伝った夫。彼が農業から退いた理由は、26歳のときに脊髄を損傷したからだ。本人いわく、「牛が必要な草を運ぼうとしたときに、若かったから力もあったし、一気に担いじゃったのよ。そしたら担いだ瞬間にボキッとなって」とのこと。それから彼は、32歳で自動車部品の工場に就職し、定年まで働いたという。
一方の妻は麓町の出身で、実家は夫と同じく農家だ。夫婦は、夫が28歳、妻が26歳のときに見合いで結婚。それから48年が経ち、2人の子どもと4人の孫に恵まれた。子どもと孫たちは、たびたびポツンと一軒家に遊びに来るそうだ。
普段は、水入らずで穏やかな毎日を過ごしている夫婦。夫はだいぶ前に腰を手術したため、現在は元気に柿や銀杏などを世話して、道の駅や市場に出荷している。彼が農作業を頑張る理由の1つは、「女房と2人で旅行に行く小遣い程度はあればいいな」という思いがあるからだ。そんな彼に妻は得意な料理を毎日作る。「みんなお父さんがやってくれる」「そうは言ってもさ、三度三度食事を作ってくれて、自分だって(妻に)生かされているんだよ」と互いに感謝し合う夫婦に、多くの視聴者が心を打たれたことだろう。
もうじき金婚式を迎える夫婦は、これからも山の頂上のポツンと一軒家で仲良く暮らしていく……。互いを思い合う2人に、スタジオ一同は「素晴らしいですね!」「素敵~!」「大尊敬!」「思い合って支え合って、なんかもうほっこりでしたね!」と笑顔だった。なお、この老夫婦の素敵な生活が紹介されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』6月30日放送回は、動画配信サービスTVerで見られる。