台南の街では持っていない人がいないほどポピュラーなドリンクホルダーを色鮮やかな生地で作成 二人三脚のテキスタイルデザイナー夫婦
滋賀県大津市にあるデザイン事務所「炭酸デザイン室」。テキスタイルデザイナーの水野智章さんと若菜さん夫婦がデザインし、カーテンや洋服、カバンなど様々な生活グッズを生み出しています。
テキスタイルとは織物や布のこと。「炭酸デザイン室」のテキスタイルはカラフルな色彩とポップなデザインが特徴。アトリエでは2人でイメージを擦り合わせながら同時に筆を運びます。
完成したデザインをデータ化し、捺染(なっせん)工場で布に染色。色ごとに作られた型を布に当て、職人さんが1色ずつ手作業で染めていきます。型ごとに色を重ねていくと、鮮やかな模様が刷り上がるのです。こうして生まれたテキスタイルが様々な製品となり、暮らしに彩りを添えています。
愛知県生まれの智章さんと滋賀県生まれの若菜さんはともに東京造形大学出身。卒業後、作品を通してつながり、交際を経て結婚しました。その後、2014年に2人で「炭酸デザイン室」を立ち上げます。
現在3人の子どもをもつ水野さん夫婦。作業を間近で見ている子どもたちは絵を描くのが大好きで、子どもたちの描いた絵がデザインのモチーフになることもあるそうです。
「炭酸デザイン室」を立ち上げ、今年で10周年。節目の年ということで、東京の日本橋髙島屋で10周年のポップアップ・ストアを開くことになりました。オンラインショップでの販売をメインにしている「炭酸デザイン室」にとって、対面販売はお客さんから刺激をもらえる貴重な時間です。お世話になった恩人との再会も果たしました。
智章さんは休む間もなく商談のために台湾へ。そこで目に留まったのは、台南の街では持っていない人がいないほどポピュラーなドリンクホルダー。「炭酸デザイン室」の色鮮やかな生地で作れば勝負できるかもしれないと考えました。
布のカラフルな柄で世界を魅了するテキスタイルデザイナーの密着は6月29日 土曜 午前11時からの『LIFE~夢のカタチ~』でご紹介します。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)
炭酸デザイン室
滋賀県大津市に拠点を置くテキスタイルデザイン事務所。デザイナーの水野智章・若菜夫妻がテキスタイル(布)をベースに様々なプロダクトを生み出す