目隠れキャラ好きに刺さる…。ミステリアス系紳士&殺戮マシーン秘蔵っ子が最高な『キミ戦』第5話
仮面をつけた穏やかな紳士と、両目を眼帯で覆って彼の命令に従う少女は一体何者!? そんな謎の“目隠れキャラ”たちの活躍が、アニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』(以下『キミ戦』)SeasonⅠ第5話で描かれた。
アニメ『キミ戦』の中心人物は、「帝国」軍の剣士イスカ(CV:小林裕介)と、超常の力“星霊術”を駆使する「ネビュリス皇庁」の王女アリスことアリスリーゼ・ルゥ・ネビュリス9世(CV:雨宮天)。戦場で出会った敵国同士の2人が惹かれ合っていく姿を描く。同アニメは2020年10月にSeasonⅠが放送され、2024年7月にSeasonⅡの放送を控えている。なお、2024年4月からSeasonⅠが再放送中だ。
第5話(5月8日深夜再放送)で、ネビュリス皇庁3王家の1つ「ゾア家」の息女キッシング・ゾア・ネビュリス9世(CV:小原好美)と、イスカは戦うことになった。
キッシングは、両目を覆った眼帯、黒のロングヘア、白と黒を基調にしたドレスが特徴的な少女。身内相手ですらまともに会話できないほど無口で、話しても口調はたどたどしい。年端もいかない身だが、血縁者から「アリスをも超える才能がある」と言われるゾア家の“秘蔵っ子”だ。
同族の命令を忠実にこなそうとするキッシングは、無数の黒い棘を操る「棘の星霊使い」。刺した対象物を分解、消去、再結合する力を持っている。棘を雨のように降らせ、密集させてムチのように振り回し、さらには棘で爆発物を分解し、消去・再結合するなど、キッシングは激しい攻撃でイスカを追い詰めていった。自爆まがいの行動もいとわず、「帝国兵、消去する」「排除、完了」などとイスカを攻撃する彼女は、まるで感情を持たない殺戮マシーン。
そんなキッシングにイスカたち帝国兵の殲滅を命じたのは、彼女と同族である仮面卿(CV:緑川光)。ゾア家の当主代理である仮面卿は、その名の通り不思議な仮面を身に着け、黒服にハットというビジュアルをしている。
表面上は紳士的な仮面卿だが、実は帝国と全面戦争を望む過激派だ。謎の能力を使ってイスカにケガを負わせ、さらには彼の仲間に“とんでもないこと”をした。また、仮面卿は水面下で王位を狙っており、第4話では彼が能力を使ってアリスに忍び寄り、ナイフを突きつける場面があった。謎に包まれた仮面卿の能力が気になった視聴者は多いだろう。
イスカだけでなく、アリスにとっても厄介な存在であるキッシングと仮面卿。この“目隠れキャラ”たちの今後が気になるアニメ『キミ戦』は、著:細音啓、イラスト:猫鍋蒼のライトノベルが原作だ。同アニメは、毎週水曜深夜2時14分より再放送中。