「離婚がきっかけ」でバス運転士になって29年!全長18メートルの長〜い連節バスを超絶テクニックで操る女性ドライバーに密着!

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思わず推したくなる人たちのお仕事に密着する「#推しごと拝見」。今回は、市民生活を支える“路線バス”を操る女性運転士の1日をのぞいてみました。

中村知加子さん(56)は、奈良県内を中心に184路線を運行する「奈良交通」のバス運転士。ドライバー歴29年のベテランです。「奈良交通」の運転士は967人で、うち女性は30人。なかでも知加子さんは、新人指導も担当するトップドライバーなのです。

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朝5時45分、奈良市内にある営業所に出勤した知加子さんは、出発前にバスを点検。ボルトの緩みは、ハンマーで軽く叩いたときの音と手に伝わる感覚だけですぐにわかるそう。さすがベテラン、バスのことは知り尽くしています。

6時41分、住宅地を出発したバスは通勤・通学の乗客を乗せ、30分ほどかけて終点のJR奈良駅へ。着いてはすぐに折り返す、重要な「通勤路線」を担います。

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走り始めておよそ4時間半、午前の勤務が終了。給油と洗車を終え、休憩に入ります。勤務シフトは日によって異なりますが、本日は朝と夕方のラッシュ時のみ。その間の5時間ほどは買い物や仮眠などにあてられる自由な時間です。

【動画】ドライバー不足に悩むバス業界。男女関係なく働ける環境作りに力を入れる「奈良交通」の取り組みとは?

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知加子さんは奈良県出身。運転が好きで18歳になるとすぐに免許を取得しました。社会人になって結婚し、長男も誕生。子育てをしながら医療事務などの仕事をしていましたが、そんな彼女がなぜバス運転士になったのでしょう?

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「離婚がきっかけになります」と知加子さん。27歳で離婚し、「正社員で働きたい」と仕事を探していたとき、もともと好きだった“運転”が活かせる現在の仕事に出会いました。

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以来29年間、無事故・無違反で乗務を続け、6年前には新人に運転士のイロハを教える「指導運転員」に女性で初めて就任。そんな知加子さんは同僚の運転士たちからも「頼りがいがある女性ドライバー」「かっこいいなと思っています」と尊敬を集めているのです。

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午後3時30分、本日2回目の勤務が始まります。夕方の帰宅ラッシュに知加子さんが運転するのは、なんと全長18メートルの連節バス。中央がじゃばら構造になっていて通常の路線バスより7メートルほど長く、およそ1.5倍の乗客を運ぶことができます。

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「奈良交通」の中でこれが運転できるのは、技能や接客態度などが評されたわずか10名ほどで、女性では知加子さんだけ。バスに同乗して運転を見せてもらうと…。プロの超絶テクニックにビックリです!

男社会だったバス運転士の世界に飛び込み、道を切り開いてきた知加子さんにとって“お仕事”とは?

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ベテラン女性バス運転士のお仕事密着は『newsおかえり』(毎週月曜〜金曜午後3:40〜)「#推しごと拝見」コーナーで紹介しました。動画をABCテレビニュースの公式チャンネルで公開中!

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