バラエティ番組『探偵！ナイトスクープ』に、顧問の円広志が「そんなことまでやらなアカンの？」と思わずツッコミ！　円顧問は、どんな依頼でも引き受ける同番組に笑ったが、最後は感動的な展開になったため、「（自分の）浅はかさが恥ずかしい」と反省した。

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依頼者は、亡き恩人の出刃包丁を自分の店でなくした、立ち食い寿司店を営む32歳男性。「何としてでも、もう一度、その包丁で魚をさばきたいので、それを探す手伝いをしてもらえないだろうか」という依頼だ。この内容に円顧問は、「そんなこと（＝店の中での探し物）までやらなアカンのこの番組？」とツッコんで、スタジオの笑いを誘った。

さっそく依頼者は、探偵の石田靖と飲食スペースや調理場、さらにはトイレなど、店の隅々まで探したが、何時間かけても出刃包丁は出てこなかった。そのため、依頼者は恩人の墓へ向かい、「大事なおっちゃんの包丁をなくして、自分の管理不足で……すみません」と謝った。

そんな時、墓参りに同席した恩人の義理の姪が、依頼者にある提案をした。それは、恩人の自宅へ行くこと。恩人の死去後にその妻もこの世を去ったため、夫婦の自宅は現在空き家状態だという。「家の方に何か残っていればいいんですけど」「（包丁があったら）差し上げても構わない」と、恩人の義理の姪は依頼者に優しい言葉をかけてくれた。

依頼者がすぐに亡き恩人宅へ向かうと、台所には出刃包丁が！　しかも、依頼者がなくしたものと同じタイプだった。奇跡的な出会いに、その場にいた全員が感激し、依頼者は恩人の義理の姪から出刃包丁を譲り受けることに。その翌日、依頼者は心を込めて出刃包丁を研ぎ、「次は絶対になくさず使いたいと思います。ありがとうございます！」と、天国の恩人に向かって誓った。

この心温まる展開に、円顧問は感動。「あの包丁が、その人とお亡くなりになった方の心にすっごくつながっていて。違う包丁だけど、これからその包丁を大事にして恩を忘れないというか」「そういう人と人だけじゃなくて、それを介した何か、そういう大切なものを感じた」などと、しみじみ語った。そして、「『そんなことまでするの？』って言ったことは、悪いけど（放送で）カットしてもらいたい」「自分で言ったその浅はかさが恥ずかしい」と反省し、共演者たちを笑わせた。

なお、出刃包丁にまつわる感動的なVTRは、『探偵！ナイトスクープ』4月5日放送回で紹介された（動画配信サービスTVerで無料配信中）。ほかにも同放送回では、Facebookと55歳男性の熾烈な戦い（!?）や、毎日ハグや頬にキスするほど12歳の妹を溺愛する19歳の兄の「荒療治」が見られる。