『探偵!ナイトスクープ』93歳最高顧問キダ・タロー、涙ぐみながら亡き友への後悔を語る
バラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』の最高顧問を務める93歳のキダ・タローが、中学時代からずっと引きずっている後悔について語った。話している途中で言葉に詰まり、手で目元を覆い、涙ぐむ一幕があった。
【動画】30年以上も大親友と絶縁状態。後悔を抱える依頼者たちはある行動に出た!
「なんか悔やんでいることとかありますか?」「謝りたい人とかいますか?」と、探偵の石田靖からたずねられたキダ最高顧問。この質問に対してキダ最高顧問は、「いますけど、その子は亡くなりました」「その子、心臓が弱かったんですよ」と、過去の後悔について語り始めた。
「(当時)中学1年で、みんなで(その亡くなった子を)いじめるんですよ。私、そのうちの1人(=いじめていたグループ)に入っとったんです」「私が彼を叩いたんですよ。彼がね、黙ってね……」と話したところで、キダ最高顧問は言葉を詰まらせた。そして、手で目元を覆って数秒間黙ったのちに、「(その時に彼が)涙を流した」と声を震わせ、「それから俺は、人に手をあげることをやめたんです」「それだけが悔やんでいます」と語った。
キダ最高顧問の突然の告白は、共演者だけでなく、多くの視聴者を驚かせた。X(旧Twitter)上では、「思わぬところでキダ・タロー最高顧問のガチな話が」「キダ・タローの言葉が重い……」「キダ・タローさん最初はさらっと言うてみんな笑てたけど聞いてたらめっちゃ重い話やった」「やってしまった過ちを悔い忘れないキダ・タローさんは人として正しいのでは。人は間違い犯すもの、犯した後どう生きるかが大事ですね」といった声が寄せられた。
なお、キダ最高顧問が後悔を語ったのは、大阪在住の44歳男性からの依頼がきっかけだ。依頼者は、中学1年生の頃に大親友の顔を蹴ってから30年以上も絶縁状態。絶縁中の大親友に謝る手助けを探偵にしてほしいという依頼だった。
依頼者が涙ながらに謝罪して「あの時のように友達でいたい」と願い、大親友が「もちろん」と返したシーンに、安心した視聴者は多いだろう。また、この依頼の意外な結末に笑い、結末を見届けたキダ最高顧問の「ある言葉」が心の中に残る。
過去の後悔について考えさせられる『探偵!ナイトスクープ』3月8日放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中だ。ほかにも同放送回には、身長が178センチもある小学6年生や、ほぼ寝たきり状態の母親が大事にしていた「推しの録音データ」を消してしまった女性が登場した。