美人女優の背中に大きな火傷の痕。整形した過去と燃える復讐心を抱えた彼女は…

※こちらは『解決編』の記事です。『問題編』を先にご覧ください。

⇒『マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿』の「伊呂鳥荘・湯けむり殺人事件『問題編』」

©️ABCテレビ

山奥の温泉宿「伊呂鳥荘」で、女性記者が何者かに殺された。容疑者の1人である美人女優は、過去に被害者から執拗に付きまとわれていたという。ある事件をきっかけに大火傷を負い、整形をせざるを得なかった彼女が、「伊呂鳥荘・湯けむり殺人事件」の犯人なのか!?

「伊呂鳥荘・湯けむり殺人事件」は、体験型推理ゲーム「マーダーミステリー」を題材にしたドラマ『マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿』の第2弾(2022年3月放送)。「マーダーミステリー」とは、プレイヤー同士で話し合いながら事件の解決を目指す体験型推理ゲームだ。

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2024年2月9日・11日深夜に再放送された『マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿』の「伊呂鳥荘・湯けむり殺人事件『問題編』『解決編』」には、劇団ひとり、剛力彩芽、生瀬勝久、ベッキーらキャストたちが出演した。このドラマには台本が無い。そのためキャストたちは、事前に与えられたキャラクター設定と「アリバイ」のみで即興演技を披露していく。

物語の登場人物は全員容疑者だ。『解決編』では、事件の犯人だけでなく、容疑者たちが隠してきた素顔と過去も明らかになった。中でも、容疑者の1人である女優・黒須硝子(江野沢愛美)の正体に驚かされる。なんと彼女は、過去に突然姿を消した期待の新人女優・虹川あきらだったのだ。

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虹川あきらが10代にして芸能界を突然引退した原因は、数年前に起きた火事だ。当時の彼女は、「伊呂鳥荘・湯けむり殺人事件」の被害者である女性記者から執拗に追われ、同事件の容疑者の1人・紫堂京介(生瀬勝久)の不手際による火事に巻き込まれてしまった。名前を「黒須硝子」に変えて顔を整形するしかなく、背中に今でも大きな火傷が残る彼女は、「どれだけ憎かったか……!」「人生がめちゃくちゃになりました……!」と紫堂を睨みつけた。

実は、「伊呂鳥荘・湯けむり殺人事件」の容疑者たちを使って、憎き女性記者と紫堂を殺そうと企んでいた黒須。それでも黒須は、「(女性記者を)殺したのは私ではありません」と断言する。ここまでのストーリーで、黒須が殺人犯だと思った視聴者は多いだろう。しかし、黒須は犯人ではない。彼女を愛する意外な人物が犯人だったのだ。泣きながら抱きしめ合う黒須と犯人が切なく、シリアスな空気を壊す宿泊客・青井戸辰巳(劇団ひとり)の演技が対照的で笑いを誘う。

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なお、2月16日からは『マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿』の劇場版が公開される。劇場版には、テレビドラマ版キャストの劇団ひとりと剛力彩芽のほか、木村了、犬飼貴丈、文音、北原里英、松村沙友理、八嶋智人、高橋克典も出演する。キャストに与えられるのは、劇場版でもキャラクター設定と行動指示のみ。どんなストーリーが展開されるか注目だ。

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