年間被害額は過去最悪の436億円超…気づきにくいクレカ不正利用、あなたは大丈夫?
ネットショッピングをしなくても、暗証番号を変えても、クレカの不正利用被害に遭うかも……。クレカの不正利用対策をはじめ、気になる最近のニュースが解説されている情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』を無料配信中
クレジットカードの利用履歴を確認した際、「この1000円って何に使ったっけ?」と疑問に思った人は少なくないはず。身に覚えのないその引き落とし、もしかすると今多発しているクレジットカードの少額不正利用かも!? 専門家が語る、被害を防ぐために大切な○○とは?
日本クレジット協会によると、クレジットカードの不正利用による被害額が2022年に過去最悪の数値をたたき出したという。その金額は、なんと436億円超え! 5月13日に生放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』では、巧妙化する不正利用の手口と、それを防ぐ方法が専門家によって解説された。
クレジットカードの専門家・菊地崇仁氏によると、巧妙なフィッシング詐欺に加え、最近では「クレジットマスター」と呼ばれる手口の不正利用が増えているという。クレジットマスターとは、AIを悪用して使用できるカード番号を割り出すシステムのこと。たとえ一度もカードを利用したことがなくても、暗証番号を変えたとしても、誰でも被害に遭う可能性があり、犯人を特定するのが極めて困難なためにかなり厄介だ。
多くのカード会社は保証期間を60日以内としているため、菊地氏いわく「2カ月以内に被害に気づく状況を作ること」が大事だという。具体的には、カード会社のアプリをダウンロードし、利用した際にスマホへ通知が届くようにするのがオススメの対策だ。誰にでもできる簡単なことかもしれないが、こまめなチェックこそが最大の自己防衛なのである。
ちなみにこの放送回に出演したのは、過去に5000円の不正利用被害に遭った東野幸治、「ネットショッピングは絶対にしない」というジャニーズWESTの中間淳太、「知り合いが長年にわたって不正利用の被害に遭っていた」という海原ともこらだった。出演者たちのやりとりにクスッとしつつ、自己防衛の意識が高まるはずだ。