お笑いコンビ・さや香の新山と石井の2人が街を知り尽くす“ヌシ”を探し、そのヌシが愛する絶品グルメを発掘するガチ企画『ヌシノメシ』。今回の舞台は京都市にある北野天満宮界隈。学業成就、入試合格のお社として知られる、全国約1万2000社ある天満宮・天神社の総本社だ。受験シーズン真っ只中ということもあり、今回はヌシの条件を“受験生を誰よりも応援している人物”に設定した。

まず2人が見つけたのは、“昭和55年から思い出焼いてます”というお好み焼き屋「ちっちゃな おもひで」。43年間1人でお好み焼きを焼き続けているという店主の家喜さんによると、1度食べた学生は皆何度も食べに来てくれるという。学生たちを虜にする野菜たっぷりでちょうど良いサイズの「おもひで焼き」（小150円）で小腹を満たしたさや香に、家喜さんは向かいのパン屋さんを紹介してくれた。

紹介してくれた「ブーランジュリー　エトルタ」は縁起の良いパンを販売しているということだが…この日は残念ながら定休日。しかし、運良く店主の古田朋広さん・愛さんご夫婦が居合わせ、合格の焼印が押された「合格クリームパン」（150円）を食べることができた。

続いて古田さんが紹介してくれたのは、受験生だけではなく芸人にもご利益がありそうな縁起物「すべらないお守り」を売っているという山涵（やまかん）。店頭には合格を感謝する子どもの手紙も貼られており、効果も抜群のようだ。そんなお守りを販売する店主の山本真利さんが言うには北野天満宮の南側にある北野商店街が、受験生の応援に力を入れているという。

件の商店街を歩いてみると、熱いメッセージとともに受験に使用する時計の電池にと縁起の良い「金の電池」をおすすめする時計店を発見。金は電気抵抗が小さく電流が“通りやすい”そうだ。まさに受験生にピッタリ！

さらに青果店では合格になぞらえてみかんを五角にならべ、カイロとストラップつき330円で販売。「燦々と輝いてもらう」とシャレの効いた価格設定になっていた。また、サイクルショップにはゴツゴツのタイヤで雪道でも“絶対にすべらない”金のカラーリングが眩しいレンタル自転車が並ぶなど、どの店も受験生へのエールがすごい。いずれの店主も、商店街をあげて受験生を応援しようと引っ張った人物として名前を挙げたのが、美容師の桂浩一さんだった。

桂さんは2年前に理事長になったタイミングで、北野商店街を受験生を応援する商店街へと生まれ変わらせたのだという。桂さんの「とれんど美容室」でも「すべらない髪（神）ゴム」を販売しており、お客さんの姪が見事大学に合格したそうだ。

というわけで今回は、受験生を応援する商店街の中心人物である桂さんを北野天満宮界隈のヌシに認定。そんなヌシが愛するヌシノメシは、インド・ネパール料理専門店「ゴルカ ダーバー」のグリーンカレー（800円）。大量のチーズを入れハチミツをかけたハニーチーズナン（550円）と一緒にいただく。ナンとは思えないチーズの伸び具合に石井が「何食べてたっけ？ってなる」ほどだったと感想をもらすと、スタジオからも「これ食べたい！」「絶対美味しいやつだよ！」とため息が漏れていた。

ゴルカ ダーバー（京都府上京区三軒町）

詳しい情報は番組HPでチェック！（https://www.asahi.co.jp/news-okaeri/#information）

毎週月曜～金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中の情報番組『news おかえり』の人気コーナー「ヌシノメシ」は、毎週水曜日にお届けしています。