採石でできたギザギザの岩肌と自然の調和が美しい名低山 in 千葉
房総半島の南部にある、千葉県の鋸山。標高329.5mで、火山噴出物が海底で長い年月をかけて固まった凝灰岩でできているため、加工がしやすいことから江戸時代から昭和60年頃まで採石が盛んに行われた山として知られています。そのため、切り立った岩肌が露出し山頂部分が鋸の歯の様にギザギザであることから「鋸山」と呼ばれているそうです。関東最古の勅願所である「日本寺」など歴史的な名所も点在し、展望台からは東京湾が一望することができます。今回は、この名低山を千葉県出身のさとう珠緒が初登頂!幼少期から馴染みのある鋸山の魅力に迫ります。
東京都内から約2時間のところにある浜金谷駅。鋸山の一角が見える港町で、登山口までの道のりには観光案内所に併設されたおしゃれなピッツァ専門店が。地元・鋸山の房州石を使用した完全手作りの石窯で焼き上げるピッツァが人気で、お店の前で登山MAPが無料配布されています。
「車力道」と「関東ふれあいの道」と2コースがあり、今回は日本寺に寄り道するため「関東ふれあいの道」コースへ。さっそく約400段の階段が続き、上りきるとベンチがあるのでひと休みを。目的地のひとつ「ラピュタの壁」は、鋸山に残る最大垂直面96mの石切場跡で、まるで天空にそびえる巨大な彫刻のよう。壮大なスケールの断面と山と海の景色を満喫しましょう。
約1300年前に開かれた関東最古の勅願所とされる日本寺。ロープウェイや車でのアクセスもできる観光スポットです。日本寺に寄り道したかった理由は百尺観音様を拝見するため。昭和35年から6年かけて彫られた約30mの観音菩薩像で、東京湾の安全を守るご本尊です。また境内には、石切の際にできた突き出た岩の展望台「地獄ののぞき」もあり。断崖絶壁のスリル満点の絶景スポットなので、ぜひ勇気を出して先端からのぞいてみてください!
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