ドクダミの解説…!? 加藤史帆 香音が語る 物知りすぎる円井わん/『今日もこりない私たち』
女子3人旅を覗き見しているような新感覚ドラマ『今日もこりない私たち』。居酒屋で偶然出会い、一緒に旅行するまでに発展した女子3人が、恋のこと、推し活や仕事についてなど赤裸々トークをしながら石川県の名所を旅します。

インタビュー前編となる今回は、アイを演じた円井わんさん、カレンを演じた加藤史帆さん、ジュリを演じた香音さん、一気に距離を縮めた撮影現場でのエピソードや、役について聞きました。
――劇中ではジュリ、カレン、アイの3人の仲の良さが印象的ですが、皆さんも撮影を通してかなり仲良くなったそうですね。
香音:本読みの日はまだみんな人見知りを発動していたんですけど、石川に着いた瞬間、友達みたいな感じになりました。大人になってから友達を作るって、なかなか難しいと思っていたんです。でも、この作品を通して2人と出会って、本当にこの3人でまた旅したい、仕事じゃなくても行きたいと思いました。
円井:最初からそれぞれの役として見ていたから、というのもあるのかな。
加藤:撮影の合間に話していたら、どんどんしゃべるようになって。カレンという明るい役だったことにもすごく救われました。普段の自分だったらきっと緊張していたと思います。2人とも優しくて、撮影の合間もずっとしゃべっていて楽しかったです。
円井:旅している感覚だったよね。
加藤:いろんなステキな場所へ行ったり、夜ご飯を一緒に食べたりしたのも大きかったと思います。
円井:撮影が終わって私服に戻ってからも、その続きみたいな感じで。お酒も飲めて、よかった。
香音:食の好みも合ったよね。3人とも甘いものより、しょっぱいものが好きで。
加藤:コーヒーも好き。
香音:そう。カフェに行っても、アイスコーヒーだけでいけるタイプ(笑)。そういうところも気が合いました。
――居心地のいい楽しい現場だったんですね。
加藤:それぞれがしゃべりたいときにしゃべって、黙りたいときは黙るという感じで、自然体で過ごしていて。それが、“撮影という旅をしてきました”という感じになっていったのだと思います。
香音:こんなに無言の時間が苦じゃないってすごいなと思いました。
円井:休憩中もかなりしゃべるんですけど、お互い全然違うことをしゃべっていたり(笑)。合わせなくていいという関係性をすぐ作れたのはうれしかったです。

――その関係性が、お芝居にも生きたのでは?
香音:このドラマは外ロケのシーンも多かったので、遠くから撮影していると、カットがいつかかったのか分からないこともあったんです。だからカットがかかるまでずっとお芝居を続けていて、その間はアドリブで話していました。
円井:それが全然苦じゃなかった。無理に会話を続けている感じもなかったよね。
加藤:何を話したか思い出せないくらい、ナチュラルにしゃべっていました。
円井:でも2人とも、結構、爆弾発言していた気もする(笑)。
香音:え~。
加藤:確かに自由に過ごさせてもらいました(笑)。
――それぞれ演じた役と、ご自身に似ているところはありますか?
香音:ジュリは好きなことになると早口になったり、好きなものにまっすぐだったり。流行に敏感で、ファッションもトレンドを意識していて、いろんなところにアンテナを張っているミーハーな女の子なんです。そこは私に似ています。私も流行りのものはひとまず買うし、とにかく一度試すので。もう完全に私です(笑)。
円井:香音ちゃんはカレンっぽさとジュリっぽさ、両方を持っている感じがする。
香音:確かにジュリのドライな部分は私とはあまり似ていなかったかも。でも監督たちから「もう少し香音らしさを出してもいいよ」と言っていただいたので、私らしさも出したジュリになっていると思います。
加藤:私はあまりカレンタイプではないですね。カレンは香音ちゃんみたいな感じだと思っていて、「こういうテンション感かな」と考えながら演じました。女の子同士のラジオを聞いたり、カフェで女の子たちが話しているのを見たときのことを思い出したりもして、そういう女の子ってかわいいなと思い、楽しんで演じました。
香音:アイちゃんとわんちゃんは近いかもね。2人とも物知り。
円井:すごく褒めてくれるよね。
加藤:目に入ったものを全部解説できるぐらいすごいです。ドクダミの解説もしてくれたよね。
香音:そこら辺に生えている葉っぱのことも知っていて。
加藤:リスペクトです。人生何回目なんだろうって。同い年だからこそ、人生の経験値が違いすぎて。私はドクダミを見ても「懐かしい」と思うぐらいで、どんな作用があるのかとか、ドクダミが存在する理由までは分からないです。

――アイ、ジュリ、カレンは恋愛観も三者三様です。脚本を読んでどう感じましたか?
円井:彼氏が旅行先まで来るって……。普通は来ないだろうとは思いました(笑)。そんなツッコミどころは結構ありましたが、実話も混じっているとのことで、「世の中にはそういう人もいるんだ」と新たな発見でした。
加藤:恋バナが多く、全部が刺激的でした。さりげない、女子らしい会話もたくさんあって。
香音:モデルがいるからこそセリフもリアルなんだと思います。女性が見たら「こういう女子いる」と共感できるし、男性が見たら「裏でこんな話をされているのか」と思うかもしれない(笑)。いろんなギャップも見られる面白い作品だと思います。
――撮影を通して、お互いの印象も変わりましたか?
加藤:香音ちゃんは最初、「プリティ」というイメージが強かったのですが、仲良くなると、長女っぽいところも見えてきて。はっきりしていて、さっぱりしている部分もあり、関われば関わるほどいろんな面が見えてきます。いい意味で沼です。
香音:史帆ちゃんは見た目はかわいい猫ちゃんなんですけど、本当に宇宙人タイプというか(笑)。突然、不思議な声が聞こえてきたら大体史帆ちゃん。でも意外とお姉ちゃんなんですよ。私が虫を怖がっていると「じっとしてな」って言ってくれたり、すごく頼もしいです。
加藤:虫に関しては、ある日「絶対、人間の方が強い」と気づいたんです(笑)。
香音:わんちゃんは、みんなのお姉ちゃんですね。頼りがいがあるんですけど、ふと出てくるワードチョイスがかわいかったりする。「昨日、一人で寝るのがちょっと怖かった」って言ったときも、史帆ちゃんと「めちゃくちゃかわいかったよね」って。
加藤:キュンとしました。涙が出そうなくらい。
円井:私は2人とも初めましてだったんですけど、実際に会ったら史帆ちゃんは不思議すぎる(笑)。一人で何かしゃべっていたと思ったら急に笑い出したりして、面白い。香音ちゃんは優しくてかわいいんですけど、最初に持っていたイメージとはまた違って。何より2人とも役やお芝居にすごく真面目に取り組んでいるので、リスペクトしています。

――会話劇だけに、セリフも多くて大変だったのでは?
香音:私たちの中で大変なシーンを“山場”と呼んでいたんです。長ゼリフだったり、テンポよくやらなきゃいけないシーンだったり。私とわんちゃんは「山場は後半にあるね」みたいな話をしていたら、史帆ちゃんが1日目の前半なのに「私、山場終わった」って言い出して。
加藤:1日目にカレンの恋模様を説明するシーンがあって、そこが大きな山場だったんです。みんな信じてくれませんでした(笑)。
――最後に、作品で注目してほしいところを教えてください。
加藤:女子旅ならではのスピード感ある掛け合いです。「これ、しゃべっていてあまり意味なくない?」と思ってしまうような会話をしているところもリアルなので、女子旅を覗き見しているような感覚で見ていただけたらと思います。
香音:石川県の魅力や景色も楽しんでほしいです。私たちのお芝居を見ながら一緒に旅行したような気分になって、「石川へ行ってみたい」と思ってもらえたらうれしいです。
円井:石川の魅力が伝わって、たくさんの人が石川へ行ってくれたらいいなと思います。
香音:なんか観光大使みたいだね(笑)。
(26日配信予定の後編へ続く)

『今日もこりない私たち』は、ABCテレビにて9月19日土曜よる11時より前編、9月26日土曜よる11時より後編放送。放送後、TVer・ABEMAにて見逃し配信。



