『探偵!ナイトスクープ』SNSで大反響! ほっかほっか亭ロゴのデザイナー大捜索で意外な真実が明らかに!

探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)に、お弁当チェーンの「ほっかほっか亭」総本部から、店名ロゴの書体をデザイン・制作した人を探してほしいという依頼が届く。Xの公式アカウントから情報提供を求める投稿をしたところ、17万を超える「いいね」が付いたはいいが、真偽不明の情報も大量に届き、社内はお手上げ状態になってしまったとのこと。担当する桂二葉探偵が、ほっかほっか亭総本部への聞き取り調査から開始した。

1976年6月、埼玉県草加市にて1号店を創業した「ほっかほっか亭」。来年50周年を迎えるにあたり、店名のロゴの書体で50音を作るプロジェクトが始動した。そこで気になったのが、そもそもこの書体を誰が作ったのか? ということ。ぜひとも探し出して、お礼をしたい。あわよくばもう一筆、「のりべん」という文字を書いてほしい。

手がかりは、社内唯一の創業メンバーである青木社長の「アルバイト学生に頼んで描いてもらった」という記憶だけ。そこで二葉探偵は、「ほっかほっか亭ロゴデザイナー 特別捜査本部」を設置し、4人の有力な情報提供者を招集した。

まず、1号店創業時からアルバイトをしていたという女性A(74)が、「学生バイトはいなかった」と社長の情報を完全否定する。女性B(38)は「母親がロゴをデザインしたと聞いている」という情報を寄せたが、1976年当時、お母さんの年齢は15歳なのでその線は消えた。「父親の友人で蕎麦屋の店主の大西さんがデザインしたと聞いている」と女性C(31)。なんと、大西さん本人が自ら証言するために、長野から東京の捜査本部に向かっているという。

最も強力な情報は女性D(73)からのものだった。彼女は、当時の夫(ずいぶん前に離婚し、3年前にお亡くなりになっている)が、家でそのロゴを書いている様子をその目で見たと証言する。元夫が当時働いていたデザイン会社「拓創」の社長が、女性Dの実兄とのこと。かなり信ぴょう性のあるこの情報を得た二葉探偵は、大西さんに疑いの目を向ける。

大西さんの到着を待つ間に、二葉探偵率いる一行は、女性Dの実兄・河野さん(78)に会いに行く。二葉探偵の「誰がデザインしたか知ってはりますか?」という質問に、河野さんは「はい」と迷いなく頷いた。河野さん曰く、1号店を創業した「田淵社長」という人物が「拓創」にブランドロゴのデザインを発注し、コンセプトを河野さんが考え、女性Dの元夫がフォントをデザインしたという。

この話が本当ならば、青木社長の「アルバイト学生が考えた説」は消えることになる。ほっかほっか亭総本部のお二人も、1号店でアルバイトをしていた女性Aも、現在は会社を離れている「田渕社長」を「知っている」という。だが、総本部は田渕社長に問い合わせをしなかった。その理由はなんと……。

現在は「寿司 魚がし日本一」の社長となっている田渕さんに電話をかけると、その証言は河野さんと完全一致! 17万人ものX民を巻き込んだ人探しはあっさり解決した。ということは大西さんは嘘をついているのか? はたまた記憶違いか? いずれにせよ、後味が悪い結末の予感しかしない……。そこに長野から駆けつけた大西さんが、河野さんを見て驚きの言葉を放つ。「おい、田渕か」と。どういうこと!?

大西さん曰く、約50年前に駅構内でうどん屋さんを営んでいた田渕さんから、新たに立ち上げる弁当屋さんのロゴの相談を受けたという。そこで大西さんは、お弁当から立ち上る湯気のイメージで、「ほっかほっか亭」の文字を書いたと証言し、「拓創」がデザインしたという説をキッパリと否定する。

二葉探偵は再び田渕さんに電話を繋ぐ。そこで明らかになったのは、田渕さんが1号店のロゴをお願いしたのが大西さんで、フランチャイズを展開するにあたりブラッシュアップをお願いしたのが拓創だったという驚くべき事実だった。

二葉探偵は大西さんに「疑ってました。ごめんなさい」と謝罪した。そして大西さんが「のり」を、河内さんが「べん」を書き下ろした、世界に一つしかない「のりべん」の文字が誕生。答えは一つ(一人)とは限らないという教訓と「のり弁当」をみんなで噛み締めながらの大団円となった。

なお、この依頼VTRは、11月21日に放送された『探偵!ナイトスクープ』で公開された。

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