「ポツンと一軒家」 海外で拡がる友だちの輪! 3度目のフランスロケは、一目惚れの初恋を実らせ40年! 苦難を乗り越え、海外移住で高級食材を育てる仲よし夫婦
衛星写真でみつけた謎の一軒家の実態を徹底調査する番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)。11月9日(日)の放送回では、10月5日放送の『「大改造!!劇的ビフォーアフター」×「ポツンと一軒家」合体スペシャル!』以来3度目となるフランスのポツンと一軒家へ。
続けざまのフランスロケに、パネラー林修は「多分まだ元が取れてないんです。海外ロケはお金がかかるので」と推測。なんと今回もスペシャルに登場してくれたアルプスの「ポツンと一軒家」オーベルジュのオーナーシェフからの紹介「ポツンと一軒家」。前回は食材を仕入れる養鶏場を橋渡ししてくれたが、今回はさらに遠方にある「ポツンと一軒家」エスカルゴ農家まで案内してくれるという。
鉄分とマンガンを含んだ岩が酸化し、山肌が独特の紫色に染まっているアルプスの険しい山道を抜け、深い森を抜けた先に広がっていたのは、息をのむほど美しい光景。静寂を支配するのは、川のせせらぎと木々の葉擦れの音。穏やかな湖面に陽光が乱反射し、そのほとりには農業用のハウスが2棟並んでいる。捜索隊を温かく迎え入れてくれたのは、「ポツンと一軒家」のご主人(60歳)とパートナー(58歳)。彼らはここで、実に6万5000匹ものエスカルゴを飼育しているという。
養殖のエスカルゴは山中のハウスで飼育される。5月に赤ちゃんエスカルゴを仕入れ、5カ月で800倍の体重に。冬眠するため、収穫は10月のみ。夫婦二人で1日に2000匹を収穫し、殻から身を取り出し、数日かけて下処理をして真空パックに入れて急速冷凍する。注文が入るとエスカルゴを解凍し、野菜やハーブで作った特製のブイヨンで1時間半じっくりと煮込み、他の生産者とは一線を画す彼ら独自の味を付けてから出荷する。
二人はベルギー人。この地域の美しい自然に魅了され、ベルギーの首都ブリュッセルから1100kmもの道のりを、年に7回も車で通っていた。湖畔にある食堂を引き継ぐという仕事を見つけ、移住したが、契約直前になって、その店が他の人に買われてしまい、計画は破綻してしまった。
後戻りはできない二人はフランスに留り、湖畔にある理想の住まいを手に入れたが、妻が背骨を痛め3度にわたる大手術と4年間の長い闘病生活で失意の底に。そんな彼女にご主人が「エスカルゴみたいにゆっくり歩けばいいよ」とかけた言葉をきっかけに、妻はエスカルゴの養殖法を習得。反対するご主人を説得し、事業を始めてわずか2年で成功を収めた。
二人は湖畔のポツンと一軒家で、捜索隊をさまざまなエスカルゴ料理でもてなしてくれた。この美しい場所は、彼らにとって大切な人々との絆を深める舞台で、コロナ禍で小さな式しか挙げられなかった娘のために、後日、ここに80人ものゲストを招いて盛大な披露宴を開いたこともあるという。
二人の出会いもロマンチック。夫は妻の兄の親友で、彼女に会いたくて頻繁に家を訪れていたという。実はその前に、14歳だった妻が近所のバス停で彼を見かけ、一目惚れをしていたという驚きのプロローグもあった。初恋が4年後に実を結び、すでに40年。「私たち 2 人の楽しみは、子供や孫たちと楽しく過ごすこと。一緒になってもう40年になるけどこのままずっと一緒にいたい。最愛の人よ。彼といれば幸せ」と語る妻。これからも美しい湖のほとりで寄り添いながら、エスカルゴのようにゆっくりと人生の二人三脚は続く。
ゲストにキムラ緑子と武田真治を迎えたバラエティ番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)は、11月9日(日)の放送で紹介された。












